2021/6/13 9:55

魔裟斗?亀田?内山?山中?那須川天心と東京ドームで戦う『X』を予想!

閲覧数:494

まだ評価がありません
最新のコメントに移動

6月13日、東京ドームより、フジテレビ系で(生)中継!


 今年の4月、テレビを観ていて、興味深い企画があった。タイトルは『衝撃力ダービー』。各アスリートの技術の衝撃力をkgで計測し、パネラーがその順序を当てるという趣向だった。参加者と技は以下の通り。元プロ野球・山崎武司選手のバット・スイング、元Jリーガー・本並健治選手のキック、そして……那須川天心のパンチ!番組は日本テレビ『ニノさん』の2時間特番(4月3日・21時~)。つい半月前には天心はフジテレビの、これまたゴールデン枠の番組でタレントたちとドッジボールをやっていたし(『戦闘中』。3月21日放送分)、昨年末は、これまた夜の4時間特番で、山々を舞台にしたサバイバルゲームに挑戦していた(TBS『アイ・アム・冒険少年』。12月14日・19時~)。格闘技界の顔になったと断言して差し支えない露出ぶりだったと思う(※なお、衝撃力ダービーは、山崎:218kg、天心:158kg、本並:79kgの2位)。

 その天心の活躍が、本業のリング、それも東京ドームから中継される。6月13日(日)、『RIZIN.28』が東京ドームで開催。こちらが総合格闘技としては17年7ヵ月ぶりの東京ドーム大会になるのも嬉しいのだが(03年11月9日の『PRIDE GP 2003』以来)、当日は、20時から2時間の中継も決定。しかも番組表には目を引く付記が。「(放送時間の)延長あり」。実は同中継、一部を生放送とすることが決定しており、そのための処置とみられる。そして、この生中継枠に入ると見られるのが、メインである朝倉未来vsクレベル・コイケと、セミである天心の闘いぶり。そして、同試合を巡り、ここ数日、活況を呈しているのがSNS。天心の試合は1R3分で1人ずつ、3Rで3人と対戦するという変則マッチになったのだが、その3人目が、「X(当日発表)」となっているのだ(1人目は大崎孔稀。2人目はHIROYA)。こちらの予想に、ネットも沸き立っているというわけである。

 今回の当欄も、こちらに並走。有力候補の声がある選手を挙げ、天心との関係をクローズアップしたい。

魔裟斗、五味、亀田に、シバターの名も?


 もとより、決定過程から注目されていた今回の天心の試合。というのは、対戦相手に関し、今回は広く公募。6月2日から応募フォームにて受け付けた募集は6日に締め切られ、8日にRIZINの公式YouTubeチャンネルにて発表とあいなった。応募総数は「トップファイターから冷やかしまで含めて」(榊原信行RIZIN CEO)約500名だったとか。榊原CEOはこの場で大前提として、「他団体の契約下にある選手を除いて選考」したとコメント。プラス、「キックを使うと天心の独壇場になると思うので、ボクシングルールに準じたルールで3試合やってもらう」とのスキームも披露。対して、天心もこれを受け、自身のYouTubeチャンネルで思うところを話した。特に3人目のXに対して該当する発言は、以下となった。

「(Xが誰かについては、)僕はこの間、聞きました。ここでこの選手が来てくれるのかと。ずっと好きな選手ですね。格闘技のファンからしてみたら、凄い嬉しいカードなんじゃないかって。正直これを聞いた時は僕はびっくりしましたね。尊敬の意味も込めて『よろしくお願いします』と」

 以上の情報から、有力候補をピックアップして行きたい。

 先ず、誰もが思い浮かべるのが魔裟斗だ。もともとは空手をたしなんでいた天心がキックボクシングへの転向を考えたのは、中量級の闘いで知られる『K-1 WORLD MAX』に衝撃を受けたから。「『華』があるからだった。(中略)自分もこんな舞台で活躍してみたい。小5の僕はそう思う気持ちが強くなった」(那須川天心著『覚醒』より)。そして、その名の『華』の代表格と言えばやはり魔娑斗。天心自身、「一番好きな選手」と公言してはばからない。因みに、好きな試合の中には、伝説の『魔裟斗vs山本KID徳郁』(2004年12月31日)も。2018年9月30日、元UFCランカーの堀口恭司とキックルールで戦う際は、「昔の魔裟斗さんとKIDさんの試合を新しい世代で同じ形でやる」と意気込みを語っていた。余談だが、天心はこの1年前に自転車を購入。その店を紹介したのがKID。その際、「これからは、君が格闘技界を盛り上げてよ」と言われ、嬉しくてしょうがなかったという。時を経ての魔裟斗戦は、まさに極上カード。「ずっと好きな選手」「尊敬」のワードもピッタリそぐう。逆に言えば、魔裟斗なら、もっと天心は興奮するような気もしなくもないのだが……。また、エキシビションの類で、何度かリングに復帰している魔裟斗だけに、登場に懸念はなくとも、キック一本でやって来た故、ここでボクシング・ルールに応じるかというところに余地は残るだろう。

 屈指のハードパンチャーかつ、レジェンドの五味隆則も候補か。RIZINには既に2度上がっており、昨年12月には、五味の主宰するラスカルジムで天心が五味とスパー。天心のボディが強烈に決まるシーンもあったが、五味は平然(我慢?)。ただ、終了後には天心のスピードを絶賛。良好な関係を築いている。体重がかなり違うのがネックだが、天心のリスペクトの対象にももちろん入っており、留意したい。

 他、レジェンド枠で、亀田興毅の名も、SNS上では挙がっているが、2人が2019年6月、『AbemaTV』の企画で一騎打ちしていることを考えると、前出の天心のコメントはあり得ないのではないか。

 また、6月9日(木)には、昨年大晦日にHIROYAを下したYouTuber、シバターが新たな動画をアップ。『茄子入り天津飯を料理して美味しく食べるよ!』なるタイトルで、実際、同メニューを調理。「3分もいりません!『茄子入り天津飯』なんて、簡単に料理できるんですよ!」と思わせぶりな発言をし、こちらも話題にはなっているが、これまた先述の「格闘技のファンからしてみたら、凄い嬉しいカード」という部分からすると、考えにくくは思う。ただ、アップした日付等を勘案すると、シバターがこちらに応募し、落選した可能性はあり得る気が……。

 実は、このXに関する榊原CEOの発言、以下の続きもあった。

「それで来たか、と思う選手が僕の方で交渉して口説けました。当日皆さんに驚いてもらえると思いますし、ボクシングのルールになるということで、これもよく天心は受けたなと思うんですけれども、蹴りを封印されて勝負が一気に面白くなるというか、決着がどうなるか」

 これにより、伝説のボクサーたちも出陣が予想されているのだ。

動画が話題の内山、リスペクトを買う山中。


 先ず挙がるのが、内山高志。元WBA世界スーパーフェザー級“スーパー王者”(※WBAが2001年より始めた、世界王者より高い位)にして、日本人として歴代3位の、世界王座11回連続防衛を誇る猛者だ。2016年の大晦日の試合を最後に、現役を引退したが、5月15日に練習動画を公開。そもそも今年2月11日、全試合エキシビション・スパーリングマッチのボクシングイベント『LEGEND』に出場した内山。日本スーパーフェザー級王者・坂晃典と3Rを戦い抜き、手数で圧倒。天心については、2019年5月、AbemaTVの『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』企画の解説を務めた際、その当て感の良さを絶賛。リング上で嬉し気にうなづく天心の姿も印象的だった。内山のジムでは、RAZINの主力である朝倉海なども練習しており、ホットラインも。実現すればまさに天心の言う「びっくり」のカードになる。

 スパーリング動画を公開していることから、内山を上位にしてしまったが、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介も、かなりの有力候補。本年4月に、コラボ動画をYouTubeで公開。多少の会話を経て、スパーリングをおこなったのだが、その際、天心が、「僕はサウスポーで、左ストレートが得意なんですが、(山中さんは)それの神と言っても過言ではないです」と嬉し気に一言。山中に私淑していたのである。当然、左ストレートについての教えを請うた天心。そして、実際の手合わせであるスパーが終わると、「向かい合った瞬間、わかるものがあった。また(自分が)強くなってしまいますね」と笑顔。これらのやりとりは、まさに天心の「ずっと好きな選手」「尊敬の意味も込めて『よろしくお願いします』と」という言葉と地続きな部分を感じよう。2018年3月を最後に現役は引退した山中だが、実現すれば、まさに天心へのビッグプレゼントとなりそうだ。

 元WBC世界バンタム級、元WBC世界フェザー級、元WBC世界スーパーバンタム級の、世界3階級制覇王者、長谷川穂積も、2016年9月に現役引退しているとはいえ、候補には挙がろう。ボクシング転向を宣言した天心を冷静に分析。「攻撃面において、那須川選手は全て通用すると思う。(中略)課題となるのは、相手のパンチへの対応だ。蹴りとパンチのキックボクシングと、パンチだけのボクシングでは、防御がまったく違う。メイウェザー戦は階級の差という前提はあったが、パンチをまともにもらってしまった。ボクシングの世界レベルの選手なら100のうち20くらいはパンチを殺してやわらげることができたと思う」(デイリースポーツ。2021年4月11日付) その世界王座防衛戦は、日本テレビが『ワールドプレミアムボクシング・The Real』と銘打ち、本格的な中継に名乗り出た人気者。2019年には、RAZINに出場する山本美憂にボクシング特訓を施したことも。今回の顔ぶれの中では最も意外性のある選手だが、押さえておきたい。

 そして、ボクサーとして、もう1人挙げておきたい。武居由樹である。ご存じのように、K-1グランプリの王者でありながら、昨年末、ボクシングへの転向を表明。今年3月にプロ一戦目をおこなった(1回KO勝利)。武居と天心は2012年、アマチュアキックルールで対戦し、ドローに終わっている。天心に先行してキックボクシングからボクシングへの道を選んだ武居由樹は、まさに榊原CEOの「よく天心は受けたなと思うんですけれども」の言葉に合致する、絶対に負けられない相手である。

 果たして6月13日、誰か「X」としてリングに上がるのか。この手の記事は、『G1 CLIMAX』の優勝者予想を始め、ことごとく外している筆者なので、書くのが恥ずかしくもあるのだが(苦笑)、上記の面子のいずれかになれば、天心にとっても総合格闘技界においてもエポックなファイトになることは請け合い。当日を楽しみにしたい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

最新のコメントに移動
  • 所英男選手でした。

    ID:9657985 [通報]
    (2021/6/14 22:16)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


おすすめ記事

新しいコメントを投稿する

 [PCから画像ファイルをアップロード]

関連付けられたタグ

なし
[タグを付ける]

<< 一覧に戻る