2015/10/1 21:54

新日本を初めて観た感想は?レスラーになる前の夢は?プロレス書評・オカダ・カズチカ編!

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新日本を初めて観た感想は?レスラーになる前の夢は?プロレス書評・オカダ・カズチカ編!
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 今月は“スポーツ&読書の秋”ということで「プロレス書評~天龍源一郎編」に続き、ズバリ、オカダ・カズチカの書籍連をご紹介!

■ヤングライオン時代は、山崎一夫に学んだオカダ
「僕と同じ時代じゃなくて良かったということをわからせてあげますよ」。来たる11月15日、天龍の引退試合の相手を務めることに決定した際の、オカダ・カズチカのコメントである。新時代の旗手らしい、堂々たる風情だが、ではその著作の出来はどうだろうか?

 最も早く刊行されたのがベースボール・マガジン社の「スポーツアルバム」シリーズの№37、「“レインメーカー”オカダ・カズチカ」(12年10月)。坂本勇人、攝津正など、基本的にプロ野球選手を扱うシリーズにオカダが肩を並べている。内容も、プロレスも扱って来た老舗出版社らしく、年譜や名勝負は勿論、本人や周囲(中邑、棚橋、後藤、ライガー、内藤他)のインタビューも極めて充実。

 レスラーになって初観戦した新日本の試合(06年4月16日)をオカダが、「とくにおもしろくはなかった」と切って捨てるオカダ。(メインは棚橋vs蝶野だったのだが。)オカダの海外遠征が決まり、酔っぱらった内藤が棚橋に愚痴った話など、ここでしか読めない逸話も多い。若手時代の写真に貴重なものも多く、これ一冊で十分と思わせるベストな出来だ。ただ、現在は入手困難のため、インターネット上では価格が高騰しがち。見つけたらぜひゲットすることをお勧めする。

■「アメリカ修業に行く前は、後藤(洋央紀)さんとの試合が一番楽しかった」(オカダ)
 14年9月に出た初の自著「人生に金の雨を降らせる黄金律」(ベースボールマガジン社)は、自身の経験を元にした、オカダによる、人生の指南書。数々のエピソードとともに、「他者に伝わらないこだわりは何も意味がない」、「成功するための最低限の条件は、人にしっかり挨拶すること」など、オカダによる(文字通り?)金言が与えられる。とはいえ、内容は読みやすく、オカダの人間性がよくわかる一冊。

 プロレスファンとしての読みどころは、オカダによる各選手評。寮が同部屋で、仲の良かった内藤に、突然風呂の窓を開けられ驚かされたこと。仲付け人を務めていた永田は、ミスをしても怒らず、スクワット1,000回を課したことなどが語られる。

 また、試合中にほとんど叫ばないのは、外道のアドバイスによるものとか。実は、参謀としての外道がどんな助言をしているかについて触れた文献はほとんどなく、その意味でも心をくすぐる一冊である。

■「初恋は、小学一年生」(オカダ)(*「Be」より)
 今年4月にパルコから刊行の「もえプロ♡スペシャル オカダ・カズチカ」は、貴重な両親のインタビューを収録。プロレス入りを懇願する母親が、「死んじゃうこともある」と諭すと、「それは覚悟してる」と返す、少年時代のオカダ。名言や名勝負も網羅してあり、内容は充実。だが、一方で、オカダによる「壁ドン」や「頭ポンポン」のショットもあり、やや男性ファンには手の出しづらい仕様か。

 あなどっていけないのが、14年12月発売の写真集「Be」(ワニブックス)。表は棚橋&飯伏、裏は中邑&オカダの表紙で、つまりどちらも表紙で、ページ数の記載のない珍書。基本的には4人の写真集だが、中に手書きのアンケートがあり、オカダのよく行く場所が「銀座」なことや、幼少時の将来の夢が「作曲家」だったことが明かされる。隅々までオカダを知りたいファンは手に取って欲しい。

 11月6日には初のソロ写真集「I'm O.K.!」(主婦と生活社)が発売されるオカダ。こちらも新星らしさ満載で、天龍との昭和対決をますます強く彩りそうだ。

この記事を書いたライター: 鳥浜 英佐

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