2021/11/1 12:36

誕生日はキン肉マンの日!兄はライブハウスに?次代のホープ、成田蓮特集!

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誕生日はキン肉マンの日!兄はライブハウスに?次代のホープ、成田蓮特集!
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11月13日、ウィル・オスプレイと一騎打ち!


 お好きな方はご存じだろうが、10月25日より、プロレスをベースにした人気漫画『キン肉マン』の超人・人気投票が該当HPで始まっている。また、これもその『超人総選挙』に無縁ではないと思うが、今週の当欄が更新される10月29日(金)は、今年2度目の『キン肉マンの日』である(※作者、ゆでたまご・嶋田隆司氏の生トークライブが配信予定の模様)。

 本年で2度目というのは他でもない。同記念日の成立条件が2つあるのである。一つは語呂合わせである「29(肉)の日」であること。もう一つが、これまた語呂合わせではあるが、「金(キン)曜日」であること。つまり、1年に1度もない時もあれば、今年のように、1年に2度ある場合もあるのである(※もう一つは1月29日(金))。例えば、一昨年の11月29日(金)は、その年で2度目の『キン肉マン』の日だったが、これを大層、喜んだプロレスラーがいた。なにせ、その前年の11月29日(木)、前出のゆでたまご・嶋田隆司のtwitterを引用し、こうコメントしたほどなのだから。『(自分の)誕生日です!』。彼は巡業中、その土地土地にある『キン肉マンSHOP』に出向くのは勿論、キン肉マンの『超人』図鑑の、初回限定ケース版も予約で入手したマニア。しかしである。肝心の2019年11月29日には、珍しくも、SNS上での音沙汰がなかった。なぜって彼はこの時期、海外武者修行に邁進していたからだ。

 その成田蓮が、現在もLA道場を拠点に修行中の海外でビッグチャンスをつかんだ。11月13日(日本時間14日)にカリフォルニアで行われるビッグマッチ『BATTLE IN THE VALLEY』において、ウィル・オスプレイとの一騎討ちが決定したのだ(※以降、日付は現地時間)。オスプレイと言えば、第2代のIWGP世界ヘビー級チャンプにして、現在、自称での同暫定王者。そしてこの大会は、海外とは言え新日本プロレスの主催興行ではあるのだが、“だからこそ”、新日本側の期待も見てとれる。後述するが、来年の新日本プロレスは、1月4日、5日の東京ドーム大会2連戦はもちろんのこと、1月8日には、横浜アリーナ大会も開催予定。ここにオスプレイが割って入る可能性は濃厚で、つまり、結果や内容いかんによっては、成田のポジションも用意される見込みは否定出来なくなって来ているのだ。

 今回の当欄は、青田買い宜しく、この成田蓮を特集したい。

オスプレイとの初戦で高評価!


 筆者がしたインタビューではないが、長州力が新日本プロレス時代、こんなことを言っていたことがある。「スターになれるかは、素材と素質だよ。俺が素材?バカ、俺は素質だよ。素材と素質の両方を兼ねているのは……そうだな、ウチでは武藤(敬司)くらいじゃないか」大袈裟でなく、最初、新弟子時代の成田蓮を観た時、この言葉がオーバーラップしたものである。いわば、武藤敬司の再来と。

 1997年11月29日、青森県生まれ。学生時代にレスリング、剣道、野球をたしなみ、2016年4月、新日本プロレスに入団。184cmという長身かつ甘いマスクを有し、前述の私見に筆者も至ったわけだが、デビューまでは1年以上を要した。当時の新弟子は、岡倫之(グレート-O-カーン?)、北村克哉と、アマレスの猛者揃い。突出した格闘歴のない成田は、結局、先の2人と自分含め、5人いたほぼ同期たちの中で、最も遅いデビューに。2017年7月4日のそのデビュー戦、相手は同期かつ、同い年の海野翔太だったが、10分時間切れ引き分け。約2ヵ月後におこなわれた『第11回ヤングライオン杯』では4敗1分けと、1勝も出来ず。大会後の成田はノーコメントだった。

 しかし、根っからの練習好きを、道場で共に過ごすこともあったスーパーストロングマシンや獣神サンダー・ライガーらが高評価。試合自体も、長身を利したフロント・スープレックスからそのままブリッジでフォールに入る『成田スペシャル4号』なる新技など、目を見張るものが多くなり、2019年には、『BEST OF THE SUPER Jr.』にも出場。実は、エル・デスペラード、フリップ・ゴードンの欠場による代打出場だったが、この時、同じく緊急でエントリーされたDOUKIが、あくまで謎の新戦力として登場したのに対し、成田の参加については、件のライガーが、こうコメントを残している。「私生活も含めた、日々のプロレスラーとしての彼の努力ぶりからすれば、普通にエントリーされれててもおかしくないわけですから」そして、実はこの時のリーグ戦で、既にオスプレイとは一騎討ち。場外で突っ込んで来るオスプレイに投げっぱなしのフロント・スープレックスを見舞うなど、あわやも思わせる健闘。惜敗したが、オスプレイは、「成田は本当のウォリアーだ!嘘じゃない!成田、お前は今日、俺のリスペクトを勝ち取ったぞ!」と大絶賛。同大会、オスプレイは優勝しただけに、意義ある一戦となった。

 ところで先日、意外な話を聞いた。知己のミュージシャンが仙台のあるライブバーに歌いに行った時のこと、その方からメールが来たのだ。「成田蓮って知ってますか?」理由を聞くと、以下だった。「このバーのスタッフの弟が、その、成田蓮選手らしいんです」。少々仰天した筆者は、長身でマスクも良く、雰囲気があり云々と、思うところをまたレスしたのだが、すると、プロレスファンでもある同ミュージシャンから、以下のレスが返って来た。「今までの新日のレスラーで言うと、どんなタイプですか?」あくまで個人的な意見として、筆者は返した。

「あえて言えば、柴田勝頼ですかね」。

飯伏とバチバチの好勝負!


 成田が海外修業の切符を手にしたのは、先述の『BEST OF THE SUPER Jr.』終了から3ヵ月後の、2019年9月22日。この日、神戸ワールド記念ホールで行われた『第12回ヤングライオン杯公式戦』の最終戦に成田は出陣。ヤングライオンたちと、柴田勝頼を道場長とするLA道場勢の、言うなれば青い目のヤングライオンが同舟したこのリーグ戦。成田は最後の公式戦に勝てば同大会に優勝の可能性も残っていたが、結果は完敗。相手はLA道場のリーダー各であるクラーク・コナーズだった。試合後、成田は以下のコメントを残した。「クソーッ!決めた。俺は決めた」結局、大会は同じくLA道場勢のカール・フレドリックスが制覇。育ての親でもある柴田勝頼がそれを讃え、大会を総括していると、そこに成田が登場。フロアに両膝をつき、頭を下げる形で、こう言ったのだ。「柴田さんお願いします。僕をLA道場に連れて行って下さい。このヤングライオン杯、彼らとやって、僕は柴田さんの下でプロレスを教わりたい。そう思いました。もっと強くなりたいんです!お願いします!」「よし、顔上げろ、立て」と応じた柴田は答えた。「一つ言っておくぞ。俺の練習、メチャクチャ厳しいから!」

 以降、LA道場を中心に闘い続けている成田。遠征して来た飯伏との一騎討ちでは、最初から生で打撃を入れて来る“怖い飯伏”が全開(2019年11月11日)。対する成田も会場に大きく響き渡るほどの張り手を見舞い、ギスギスしたやり合い。結果は完敗も、試合後にはアメリカの観客から嬉しいコールが。「LAドージョー!LAドージョー!LAドージョー!……」。それはまさに、柴田の標榜していた真の新日本イズムが表出した試合が展開されたという証左ではなかったか。良いことばかりではない。勝利しても、ふがいない試合をした後は、コメントルームに現れた柴田から「張り手教えてやるよ!これが張り手だ!」と張られるシーンも(2021年2月27日)。しかし、裏を返せば、柴田の期待の表れでもあるだろう。本年5月24日にはAEWにも初出場。成田スペシャル4号で、ロイス・アイザックスに快勝している。

 柴田と言えば既報通り、先日の『G1 CLIMAX』最終戦でザック・セイバーJr.とリング上でスパーリングを披露。復帰への期待は高まっている。また、10月28日、これまで1万人以内とされていた、イベントでの収容人員の上限を政府が撤廃。「5000人」または「収容定員の50%以内」のいずれか多い方が、今後は動員上の上限規定となる。こちらについては、観覧時の『大声』のあるなしでまた違い、コンサートやプロ野球やプロレスなどのスポーツは『大声あり』の分類で、基本は『50%』以内のガイドラインに沿うのだが、いずれにせよ、これで、東京ドームのフルハウスが6万人ならば、3万人は収容出来ることとなる。以前、当欄でも触れた木谷高明オーナーの言葉にもあるが、つまりは、来年の東京ドーム大会2連戦は、大いに勝負をかけられる場となるのだ。柴田の復活同様、成田の凱旋を期待する心持ちになるのも、むべなるかなだろう。まして、IWGP世界王座戦線は、自称暫定王者のオスプレイに、現王者の鷹木はもちろん、オカダが4代目のIWGPヘビー級ベルトを権利証のかわりに保持し始めて、この争いの行方からも、全く目が離せない。

 先ずは11月13日のオスプレイvs成田に、大いに期待したい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

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