2021/7/24 14:34

飯伏幸太も罹患!現在の状態は?どうなるIWGP戦!プロレスラーと誤嚥性肺炎に迫る!

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飯伏幸太も罹患!現在の状態は?どうなるIWGP戦!プロレスラーと誤嚥性肺炎に迫る!
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7月25日の東京ドーム大会出場は、体調次第。


 私事で恐縮だが、10年ほど前、入院したことがある。「喉が痛いな」と思い、町医者に行くと、およそ、町医者に似つかわしくない巨大なレントゲンのようなものが登場。更に、主治医が手紙を書き始めた。曰く、「ここでは診察は無理だから、今から、指定する大病院に行って下さい」「!」言われた通りに手紙(紹介状)を携えて行った大病院は、細菌治療のトップレベル。よって、前後するが昨年のコロナ禍より満床が続いており、志村けんさんも最終的にはここに入院したと聞いた。病名は、『急性コウウトウガイ炎』。「コウトウガイ?」と、疑問に思って聞くと、『喉頭蓋』、つまり、喉の蓋と書き、食べ物を食べる時、この蓋が気管の入口に一時的に被さることで、食べ物が気管に流入するのを防ぐということだった。ここが炎症して使い物にならなくなれば、ひいては、食べ物は、喉の下に穴を開け、チューブで入れるしかないという。気管支に食べ物が入ることは、それほど危険なことなのだった(※幸いにも筆者は軽症。それでも1週間は入院したが)

 7月25日(日)のIWGP世界ヘビー級戦を前に、挑戦者・飯伏幸太の前日までの欠場が7月21日、決定された。併せて、謎だった病状も発表。『誤嚥性肺炎』。まさに喉頭蓋が弱ったり、誤作動することで、気管支に食べ物や逆流した胃液などを含む異物が混入。そのことによる肺炎を起こしたのだった。7月10日より、欠場を続ける飯伏。この時はあくまで新型コロナワクチン接種による副反応の症状とされたが、ここに来て長期欠場の理由が判別した格好だ。

 当日、出られるに越したことはないが、では、果たしてその可能性はどれほどなのか。また、もし出たところで、その後の体調に不安はないのか?

 今回の当欄は、プロレスラーと誤嚥性肺炎としてお送りしたい。

怖い誤嚥性肺炎。


 改まるが、誤嚥性肺炎は、喉頭蓋の動きの弱まりや誤作動で、本来なら食道に入るはずの異物が混入し、結果、肺に炎症を起こすというもの。プロレスラーや関係者でも、この誤嚥性肺炎で、数々の巨星が命を落として来た。知られるのは、ラッシャー木村。2010年に逝去したが、まさに死因がこちらであった(享年68)。馬場、猪木のデビュー戦を観ているプロレス評論家、菊池孝さんも、誤嚥性肺炎で2012年9月1日、永眠(享年79)。「あれ?そういえば最近、取材に来られてないな」と思ったのだが、最後に会場でお見掛けしたのが、新日本と全日本の創立40周年を記念する合同興行(2012年7月1日・両国国技館)だったのが、振り返ると印象に残る。

 そもそも、日本人の死因の5位に2017年より『肺炎』が入っているのだが(厚生労働省調べ。因みにそれより前は3位)、この約7割が、誤嚥性肺炎によるものだというから驚き。肺炎で亡くなったプロレスラーは、阿修羅原や星野勘太郎やベイダーなど、多いだけに、こちらが起因してないとは言い切れないだろう。食べ物の混入だけでなく、口の中のバイ菌が気管支に雪崩れ込むだけで、炎症は起こり得るものだからである(※なので、対策の一つとしては、口の中を出来るだけ清潔にすることが挙げられている)。

 また、言うまでもないことだが、誤嚥、つまり喉の詰まり自体も恐ろしく、上田馬之助さんはこちらによる窒息が死因だった。山本小鉄さんも、家族とともに軽井沢で静養している際、食事を喉に詰まらせ、緊急入院。呼吸困難に陥り、脳に酸素が行かなくなる、低酸素性脳症で逝去。2週間前に新日本プロレス道場で会ったという小林邦昭さんは、その太り過ぎが気になり、「瘠せた方がいいですよ」と進言したが、「なぜあの時、もっと強く言わなかったのか」と悔やんでいる。当時の小鉄さんの体重は約113kg。現役時よりも15kgは重くなっていた。太るとその分、気道が狭くなるため、喉の詰まりと無縁だったとは確かに言い切れない。

 因みに、食べ物を飲み込んでから、喉頭蓋が気管に蓋をし、胃に送り込むまでは0.8秒と当時、医者からうかがった。0コンマの世界の話であり、加齢とともに弱まって行くことも、ある種、やむを得ない部分はあるかも知れないと思う。

 しかし、不思議もある。この誤嚥性肺炎、まさに、高齢者の飲み込む力の衰えにより発症する例が大半なのである。飯伏は39歳と、まだ高齢者とは言えない年齢の筈だし、スリムでもあるのだが……。

過去には天山広吉も経験。


『明日からちょろっと入院して来ます。大したことないやつなので1日だけで帰れます!!でも万が一もあるし……とりあえず頑張って来ます』。2019年12月23日の、天山広吉のTwitterである(当時48歳。絵文字等割愛。以下同)。そして翌日、こう投稿された。『いつの間にか、肺の中に異物が入り込んでいました。コイツのせいでなんか苦しいと思ったわ。今日無事に、気管支鏡で取ることが出来ました。ご心配をおかけしてすみませんでした』。同tweetには画像も添付。その混入した異物が、ボカし画像で写されていた。

 こちらはまさに、誤嚥性肺炎によるものと考えられるが、前出の医者は、当時の入院中、退院してからの誤嚥をおののく筆者に、こうも語っていた。「年齢に関係なく、若い人が誤嚥し易いものはありますね。イカ、コンニャク、キノコ、あとはナッツ類とか……」噛み切り難かったり、細かく分離しても、固さを維持するものということか。これらが、喉頭蓋の隙間をぬって、入り込むことは頻繁にあるらしい。プラス、聞いたのは、「若い人でも、免疫力が落ちている人は、なり易い」。誰でも体調が優れぬ時はあるし、その際、飲み込む力が弱まるのである。この辺り、飯伏の新型コロナワクチン接種と、関連してなければ良いのだが……。加えて、早食いの類も、危険性は大いに高まるそう。つまりは、ムセるような飲食をしていれば、それが体からの危険の合図ということだろう。

東京ドーム大会にエントリーしてない、4人の猛者。


 さて、迫って来た東京ドーム大会だが、冒頭にある新日本からの発表を、少し奇異に感じた読者もいらっしゃるのではないだろうか?それは、前日までは休むのに、果たして当の25日になって、飯伏がリングに上がれる状態になるのか?ということである。

 おそらく、現状では、問題は肺の炎症であり、つまりは、抗生剤を投与し炎症を鎮めている状態だと思う。こちらの経過が順調、つまりは重篤な状態ではないだけに、このような発表になったと考えられる。抗生剤の投与は、当たり前だが手術でもなんでもないわけで、つまりは飯伏は体調が戻るのを静かに待っている状態、いや、期日から言えば、既にほぼ戻っているとも考えられよう。他人に伝染する疾患でもないわけであるし、留意すれば、再発は考えにくい。つまり、出場は、飯伏の心持ち次第と言えなくもない。新日本側の処置は、飯伏の意向を反映したものと言って、過言ではないと思う。それは、7月22日(木)、大坂大会の試合後、現IWGP世界ヘビー級王者、鷹木信悟のコメントが代弁している。

「7・25東京ドームは未定なんだろ? 俺はそこに、彼(飯伏)の強い意志を感じるよ。ヤツはまだ(出場を)諦めてねえんだろ?」

 ただ、ここからは個人的な意見となるが、肉体に大きな損傷を及ぼす病気ではないだけに、完調となれば確かに出場は可能だ。だが、飯伏は7月2日以来の実戦となる。付言すればその時は後楽園ホール大会の第1試合で辻陽太を相手にした。3週間空いて、次が東京ドーム大会のメインというのは、ややリスキーではある。飯伏自身、「こういう時だからこそ、凄いものを見せたい」という恐れ知らずな部分があるだけに、それは心配に思う。ここしばらくは大事を取っていたわけだし、足がマットと馴染めば良いのだが。そうでなくても危険な攻防をものともしないのが飯伏。そう考えると、「余り、無理はして欲しくない」という気持ちにもなる。

 幸い、東京ドーム大会にエントリーされてない猛者たちが何人もいる。棚橋、EVIL、石井智宏、後藤洋央紀……。こちらから、代替の挑戦者を選ぶという算段は出来ないものだろうか。特に棚橋は今年1月、鷹木とNEVER王座戦で激突し、同王座を奪取。本年のベストバウトとも言える攻防を展開している。ここで棚橋が改めて、IWGP王者の鷹木と戦うというのは、サプライズこそあれ、違和感を感じさせるものでもないと思うのだが。

 東京ドーム大会の前日におこなわれる愛知大会のメインは、棚橋vsKENTA。この試合が終わる時には、東京ドーム大会のメインも確定するだろう。どちらに転ぶにせよ、楽しみに待ちたい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

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