2020/9/25 15:56

馳とは昵懇?猪木にチクリ!木村花さんに哀悼。菅新総理誕生!『菅新内閣とプロレス』をピックアップ!

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馳とは昵懇?猪木にチクリ!木村花さんに哀悼。菅新総理誕生!『菅新内閣とプロレス』をピックアップ!
5.0

16日に新総理、及び内閣発進。


 9年ほど前、馳浩議員が、「国会の閉会が早い」ことを意見し、記事になったことがあった。紙面的に、割と広いスペースを取っていたので、(はて?そんなに大きなことかしらん?)と思ったのだが、内容を読んで合点がいった。その答弁に立った当時の首相が、野田佳彦氏だったのだ。野田氏と言えば、ジャンボ鶴田最強説を謳い、小橋建太の引退試合にも駆け付けた、歴代首相の中でも大のプロレス好き。その野田氏に、プロレスラーの馳が絡んだことで、ちょっとしたニュースになったのだった。言うには、「4日で閉会とは信じられない暴挙だ。(中略)ドジョウのように泥の中に戻り、お休みください」(日刊スポーツ・2011年9月14日付)。首相就任にあたり、野田氏が、「ドジョウのように泥臭く、愚直に頑張っていきたい」としたのを用いて揶揄したものだが、弁の立つ馳らしい、なかなか強烈なカウンターパンチだった。

 16日、菅義偉・新首相が誕生。合わせて新内閣も発足となった。コロナ禍によるイベント観覧者数認可の推移や、来年開催予定の東京五輪の有無による大会日程の割り振りなど、昨今のプロレス界にも、決して無縁ではない新政府の発進と言っていいだろう。今回の当欄は、新首相の官房長官時代のプロレスに対するスタンスや、他の閣僚のそれも含め、『菅・新内閣とプロレス』について表出したい。

木村花事件に哀悼


 早速だが、まさに菅さんが官房長官から首相になった同じ16日、こんなニュースがあった。『「テラスハウス」木村花さん 異例の早さでBPO(放送倫理・番組向上機構)審理入り』。言わずもがな、SNSからによる中傷で自死したとみられる花さんの件である。市井の関心を集めたのはもちろん、菅さんも同様。官房長官として、「心よりお悔やみ申し上げる」と哀悼(5月25日)。官房長官の職にあると、なんでもかんでも記者陣が(政治と無縁の)世事の質問をし、長官もとりあえずそれに答えるというのが通例だが、この場合は違った。続いて、プロバイダーに誹謗中傷した人物の情報開示を求める手続きの簡略化について、総務省管轄の委員会で活発に議論していることを明言。「検討を踏まえて、適切な対応を図る!」と力強く語った。この発言自体すら、匿名での攻撃をする勢力に対して、一種の抑止力になるのではと思わせた。

 素顔は、空手部出身の、体育会系。とはいえ、例えば野田さんや、他にも森喜朗元首相のように、菅さんにプロレス好きという側面は特になく、だからというわけではないが、アントニオ猪木(当時)議員の、度重なる北朝鮮への渡航には、こんな諫言も。「(北朝鮮への制裁的処置から)アントニオ猪木氏にも、渡航の自粛を要請しています」(2013年7月24日他、同様の発言多数)。続けて、「猪木氏は、日本政府を代表する方ではなく、特段の影響はないと考えている」と、ある意味バッサリ。以前の本稿でも、猪木の訪朝はある程度の成果を上げており、政界に応援する面々も多いことに触れたが、菅さんなり国情としては、この姿勢。いみじくも、馳も自らのブログの中で、こう評している。『慎重な菅官房長官』(『はせ日記』2013年4月8日更新分)。そう、馳と菅さんは、同党内ということもあり、多数の会談を通し、互いを知る関係なのだ。

馳と記念撮影!


 具体的には、馳議員が、施策に対するさまざまな案を菅さんに上げ、相談したり、是非の問いも。その地下鉄サリン事件におけるカルテのデータベース化や、違法操業の外国船対策、最近では京都アニメ―ション事件についての支援策や、首里城火災を受けた文化財等の防衛力強化に向けて決議を申し入れなどなど。本当に枚挙に暇がない(当然、議員は馳1人ではなく、それだけ官房長官は、忙殺される立場だということだが)。馳が地元(石川県)からの国会見学含む研修旅行の面々を引率している際、偶然、出会い、快く記念撮影も。『「きゃー、菅さんだ!」って、小泉進次郎じゃあるまいし、おばちゃんたちの歓声にご機嫌も麗しい菅長官。(中略)記念撮影をお願いし、快諾をいただき、大喜び。菅長官、お忙しいところを、ありがとうございます』(前出ブログ・2013年10月21日)。

 さて、その官房長官時代の菅さんと馳が、特に事前に何度も綿密に打ち合わせしたのが、東京五輪招致について(2013年)。こちらの主力だった馳の尽力もあり、見事、招致に成功したわけだが、それゆえ、菅総理としても、東京五輪の開催は絶対的な前提案件としてあるのではないか。小会場ならいざ知らず、『G1 CLIMAX』など、大会場の日程を組むのは、ほぼ1年前だけに、既に来年の『G1 CLIMAX』も、秋開催という線で決まっているのでは、というのが、本欄の予想だ。

あの「田舎のプロレス」閣僚も。


 さて、16日にこれまた発表となった、他の閣僚についても触れておこう。萩生田光一・文部科学大臣と言えば、記憶が。野党の国会対応について「田舎のプロレス」発言をした、その人なのだ(2016年11月)。因みにこちらに大いに噛みついたのが、榛葉賀津也参議院議員(現在も)で、この方は、何を隠そう、佐山聡率いる、『リアルジャパンプロレス』のコミッショナー。2015年3月20日には、乱闘に巻き込まれ、それを大仁田に救われるといった事件も。「彼は政治家として俺の同期。たまには俺も、いい人です」(大仁田)。その榛葉氏、萩生田の暴言に、「(国会の場で)ガチンコのプロレスをやってやろう」と鼻息も荒かった。個人的には、萩生田氏と馳の仲も気になるのだが。

 失言の報道が多い、麻生太郎・副総理には、こんな分析が。『安倍(晋三)内閣の副総理が嫌われ役をやり、悪態をついて、プロレスでいえばヒール役をやっている。安倍さんに対する火の粉、風当たりをある意味緩和していることにもつながってくる。グループの中で、一人嫌われ者を作ると周りがまとまるという力学があるが、見事にそれを果たしている』(鴨下一郎・元環境相。2018年05月18日 朝日新聞デジタル版より)。むむむ。副総理としては続投になるわけで、こちらのタッグパートナーぶりも見逃せない。

 爽やかな青年の印象が未だ強い、小泉進次郎氏も引き続き入閣。若きアスリートの集いに講師として招かれた際、こんな発言が。この中から未来の政治家も出るかもしれない。もうプロレスラーの文科大臣がいるんだから」(2015年11月23日)。もちろん当時の馳を引き合いに出したもので、2人は仲が良く、紙面に同時に名前が並ぶことも。進次郎氏が滝川クリステルさんと結婚後は、互いに有名タレントを妻にしているという共通点もあるためだ(馳夫人は高見恭子)。

 プロレスラーたちからは、菅氏について、こんな意見が。「(神奈川二区選出の菅さんだから、同所の)地価は上がりそうだしな…。そう考えると菅さんは「アリ」だな」とは、横浜在住の蝶野正洋の弁(東京スポーツ・2020年9月12日付)。そして大仁田はTwitterで、以下の内容を投稿。

「派閥に囚われない人事や政治をやっていただきたいもんだ。苦労人だからわかる国民の痛みや苦しみ(中略)いつまでも弱い人たちの味方であって欲しいものだ」(※読点は当欄が付記)。

 菅さんの出身の秋田県と言えば、ディック東郷や桜庭和志が同郷。桜庭に関しては先輩である垣原賢人さんが、こんな興味深い分析をしている。

「例えば、桜庭が自分の倍くらい大きな選手と闘って、周囲の誰もが、勝ち目がないだろうと思ったとしますね。あと、アームロックが完全に極められて、動けなくなったり。ところが、そういう状況でも、勝ち目があると思ってる人間が、1人だけいる。それが桜庭自身なんです。彼は、絶対に、諦めるということをしないんですね」

 世襲議員でも官僚出身でもなく、自民党では田中角栄元首相以来の叩き上げ。その背景からしても、一念、岩をも通す決意で国策に臨むと思われる。世の趨勢とともに、見守りたい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

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