2019/10/27 11:43

デビュー4戦目で超大物と激突!好きな男性は「●●力のある人」。『テラスハウス』出演!木村花って、どんなレスラー?

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デビュー4戦目で超大物と激突!好きな男性は「●●力のある人」。『テラスハウス』出演!木村花って、どんなレスラー?
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『テラスハウス』の新メンバーとして、話題沸騰!


 長い時間が経って、「あの時の子が!」となることが、とりわけプロレスファンには多いと思う。例えば、現在、難病の治療ゆえ芸能活動を離れ、コーヒー焙煎士になっているという坂口憲二さんなどは好例だろう。親である坂口征二の引退試合で花束を渡しにリングに上がった際、若干14歳!(1990年3月23日)とりわけ印象深いわけでもなかったが、その時はまだ坂口の腹くらいにしか身長がなく、後年、俳優としてブレイクした姿を見て驚いたものである。橋本真也の授かり婚により、その披露宴に破壊王ルックで登場した橋本大地に至っては、当時、生後11か月。しかし、幼児として既にこの時、武藤と蝶野に抱かれていたのをみると、やはり感慨深いものがある。珍しいところでは、ジャンボ鶴田vsミル・マスカラスの田園コロシアム決戦(1977年8月25日)で、客席に高田延彦“少年”が映っている(当時15歳。高田さん本人に確認済み)。まあ、これは後に有名になった人物を後から見つけただけで、時系列も前後するが。

 さて、ここ3年、こんな情動を味あわせてくれた女子レスラーがいる。『女性自身』2004年5月4日号のグラビア記事を紐解こう。「『ママ、かっこい~っ!』と飛びついてきた娘の花ちゃん(6)を抱き上げて、勝利のポーズの木村響子」。言うまでもなく、現・女子プロレスラーでスターダム所属の木村花が、6歳児の時の誌面である。ファンならご存知のように、母親は元女子プロレスラーの木村響子という、いわば親子鷹だ。

 その木村花が、今、市井の話題を呼んでいる。フジテレビ、および、Netflixで放送中の人気恋愛リアリティ番組『テラスハウス』の、新たな登場人物として紹介されたのだ。その内容から、若い男女には屈指の人気を誇る同コンテンツ。可憐な外見、及び、プロレスラーという肩書きから、今後、一層の注目が集まる可能性は高かろう。さらに、ブシロードによるスターダム買収から日を置かずの、この花の出演のニュース。同団体の今後の施策と関連する可能性もある。

 今回はこの木村花を大特集。どういったレスラーなのかはもちろん、どんな女性なのかについても最接近。所属のスターダムでの今後も拝察したい。

デビュー4戦目でアノ大物とシングル!


 1997年9月生まれの、現在22歳である花。プロレスラーとしてのスタートは、WRESTLE-1が主宰するプロレス専門学校『プロレス総合学院』に2015年10月、入学したことであった。花はこちらの一期生であり、つまりは初めての入学者であったが、入学金(半年の月会費含む)が40万円(一括払い)と安くはなく、プロレス学校という構想自体が明かされたのも2015年8月という、やや慌ただしいもの。事実、「来期まで様子を見て」という入学希望者も少なくない状態だった。そんな中、最初の入学希望者の13人(うち、女子4人)に名を連ねた花。ある種の覚悟も見て取れるが、その後の努力も実を結び、翌年3月の同学院の卒業試験に合格。こちらは13人中、男女各2名の計4名しかおらず、全体の3分の1以下の狭き門であった。なお、この際、卒業の認定として15分1分勝負が組まれ、花は同じく合格した才木玲佳と対戦(惜敗)。運動歴は小学生時よりたしなむダンスということだったが、試合は腕ひしぎ逆十字固め、鎌固めを駆使する、本格派のチェーンレスリングで、今考えると、特長である手足の長さを十分に活かした攻めであった。

 デビュー2戦目はWRESTLE-1の埼玉・春日部ふれあいキューブ大会で同じく才木と戦い、鎌固めをフィニッシュにリベンジ。デビュー3戦目も相手は才木で、こちらは土がつき、1勝2敗に。ところがデビュー4戦目からいきなり大抜擢が。なんとOZアカデミーで、アジャ・コングとの一騎打ちが組まれたのだ(2015年6月19日・新宿フェイス)。健闘するも、力とキャリアの差はいかんともしがたく、最後はアジャの垂直落下式ブレーンバスターに完敗。その際、アジャが叫んだ、「プロレス界にようこそ!」との掛け声は、なんとも先達として心憎いものがあった。というのも、アジャは直後に、花の次の試合を決定。カードは『木村響子&木村花vs里村明衣子&岩田美香』。それは、花にとって初のタッグマッチである以上に、実の母とのタッグ。そう、花の初期を語るに、この母の存在は欠かせぬものであった。

母・響子とのコンビでは、ビッグブーツの競演も。


 母、木村響子はもともとが女子プロレスラー志望であり、こちらは高校を中退して、女子部のあった当時のFMWに入門。ところが「スクワット1000回」と言われ、早くも膝の靭帯を痛め、挫折。その後、夢を諦めきれずメキシコでルチャリブレを学び、付随する旅行中に出会ったインドネシアの男性と20歳で結婚し、花を出産。そして帰国し、なんと当時の最年長となる、26歳で女子プロレスラー・デビュー。団体はJWPだったが、それ以上に注目されたのが、既に響子がインドネシア人の夫と離婚していたこと。つまり、「闘うシングルマザー」として話題になったのだった。人生の荒波を乗り越えた強さからか、デスマッチも平気でこなす強心臓で、事実、アジャは先述の試合で花を下した後、再戦の条件として、マイクでこう花に語り掛けている。「お前がお母ちゃんくらい図太くなったら、もう一度やろうな」

 以降、響子との絡みで注目される花。前出の、日本マットにおける、ほぼ初の母娘タッグ(※2005年8月に我闘姑娘で実現した石井美紀&きのこ組も母娘だが、きのこは当時小学生。)では惜敗し、同年12月18日には、何と母の持つタッグ王座(JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ)に挑戦。極めて手厳しい攻めを母から食らい、こちらも完敗した。

 しかし、同時にそのヒール然とした思い切りの良いファイトが話題となり、デビュー5か月で、早くもジュニア王座の2冠王(JWP認定ジュニア&POP選手権)に。母と無縁のシングル戦線で頭角を現せたのは、やはり本人の類まれなる資質とスター性によるものだろう。

 母・響子は2017年1月に引退。引退試合は、花、そして再婚相手の総合格闘家・ISAOと、最初で最後の家族トリオを結成し、アジャ、里村、そして鈴木みのるという超強力タッグと対戦。流石に分が悪く、響子が里村にフォール負けしたが、直後に花が母との一騎打ちを要求。特別試合とあいなり、母の得意技だったビッグブーツで母から3カウントを奪った。なお、このビッグブーツは現在、花の代名詞ともなっている。

ブシロード傘下で、世界に咲き誇るか


 着実に実力もつけ、今年3月にはスターダム所属となった花。それまでは、自身はインドネシア人とのハーフであるため、アジア人という意識が強く、黒髪を大事にしていたが、スターダム以降はヘアカラーをピンクに。これはもともと、「ドァラグクィーン」(女装家)に興味があり、プロである以上、派手さを個性の一つとしようと思ったそう。なお、大切な髪が決して痛まないよう、特殊、かつ、高価な染め方をしているそうで、この辺りはやはり20代前半の女の子という感じか。好きな街は、渋谷よりも自由を感じる原宿とか。

 一方で、レスラーらしく、かなりの大食いで、スイーツを見つけると、どれを食べるか選ぶのではなく、4~5個、一気に食すこともあるという。そして、プロレスの魅力については、こう語るのである。

「ゴールのないところ」(『週刊プレイボーイ』2017年6月3日号)

 10年選手ばりの答えであり、「テラスハウス」においては、この彼女の自由でありつつそれでいて併せ持つリングへのストイックさを、どう周囲が受け止めるかが鍵となるのではないだろうか。なお、好きな男性のタイプは、「包容力のある人」だとか。こちらはこちらで、闘う女性の底意かも知れない。個人的には、「スッピンではリングに上がれない。スッピンでよく、ファンの人の近場にいたりするんですけどね」という述懐が気になるのだが。

 実は昨年1月には、WRESTLE-1所属となっていた花。その際、入団挨拶を含め、展望をこう語っている。「WRESTLE-1に、女子部が出来るくらいに頑張りたい」。そして1年経ってのスターダム入団は、「やっぱり女子の団体に入った方がいいかな、と」(花)。WRESTLE-1での女子でのカード編成が苦しく、同じカードばかりになることを自身でも憂慮した部分があったようだ。その花、スターダムを選んだ理由を、こう語っている。「世界に発信したいという自分の目標に近づける団体だから」と。この辺りの視座はまさに、ブシロード傘下となることによって、確度が増して行くことと思われる。

 本年6月には写真集『FLOWER』も発売し、乗りに乗っている印象のある花。女子プロファンならずともぜひ今後は注視してみて欲しい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

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