2019/9/9 23:00

杉浦が潮崎粉砕、無傷4連勝でN-1決勝進出 「全勝優勝」かけ拳王と激突

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杉浦が潮崎粉砕、無傷4連勝でN-1決勝進出 「全勝優勝」かけ拳王と激突
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『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』東京・後楽園ホール(2019年9月9日)
Aブロック公式戦 ○杉浦貴vs潮崎豪×

 N-1頂上決戦は「杉浦vs拳王」に――。杉浦がN-1・Aブロック公式戦で激闘の末に潮崎を破り、無傷の4連勝で優勝決定戦進出。“全勝優勝"をかけて、9・16大阪大会でBブロックを勝ち上がった拳王との対決に臨むことになった。

 これまで杉浦3連勝、潮崎が2勝1敗。逆転突破には勝つしかない潮崎が序盤から押し込んだ。気合いのこもった逆水平を何度も叩き込んで先制。杉浦はいきなり胸板から出血し、場内は一時騒然となる。杉浦も反撃に出たものの、潮崎の逆水平が猛威を振るい、ペースを掴めない。

 それでも杉浦は雪崩式ブレーンバスターから逆エビ固めで長時間捕獲して勢いを掴むと、断崖式中年ズリフトも敢行。リングに戻ると、馬乗りになって暴走エルボーを乱射したが、潮崎も自ら顔を突き出してエルボーを受け止め、逆水平乱射で応戦。その後も潮崎の左ラリアット、杉浦のハイクラッチジャーマンが交錯する白熱の展開となった。

 中盤過ぎには潮崎が決定機。杉浦のフロントネックロックをゴーフラッシャーで切り返して好機を作り出すと、逆水平とエルボーの猛打戦に発展。20分経過のコールとともに、潮崎は強烈な豪腕ラリアットを叩き込み、それでも沈まない杉浦をリミットブレイクからの豪腕ラリアットで仕留めにかかった。

 だが、杉浦は非情なストレートパンチでこれを迎撃。逆に予選スラム発射に成功したものの、潮崎も肩を上げる。後楽園ホールが重低音ストンピングに包まれるなか、左手を掴み合いながら、杉浦のエルボー、潮崎の豪腕ラリアットが何発も交錯するも、杉浦が背後に回り込んで投げ捨てジャーマンを繰り出し、浴びせ倒すようなランニングエルボーからこの日2発目の予選スラムを繰り出して死闘を制した。

 “ぶっちぎり優勝"を宣言していた杉浦が4戦全勝でブロックを突破。9・16大阪大会の優勝決定戦で“全勝優勝"をかけてBブロックを勝ち上がった拳王と雌雄を決することになった。

 試合後には早速、拳王が現れた。「俺がベルトを持っていた2年前から杉浦貴、お前を倒す倒すと言ってて、まだ一度も勝てたことがねえんだよ。お前はな、会社の犬…いや、親会社のリデット・エンターテインメントの犬とか言っているけど、そんなことはおいといて、お前のノアでの存在感、本当に凄いものがある」と素直に杉浦を称えたうえで、、「今のチャンピオン…名前なんだったっけ? それぐらいの存在感なんだよ。今のチャンピオンはそれぐらいの存在感しかない。だがね、俺は、9・16大阪府立体育会館でてめえを倒して、プロレスリング・ノアで一番存在感のある男に必ずなってやる」と決意をあらわにした。

 対する杉浦はあくまで自然体。「お前、俺がメイン締めてさ。マイクをしようと思っても全部言っちゃてるじゃん?」と苦笑して場内を沸かせたうえで、「9月16日大阪府立、俺たちメインだよな。敵はお前だけじゃないからな。武藤敬司、秋山準、桜庭和志、藤田和之、いろんな豪華メンバーがいる。そいつらに負けないような戦いをしようぜ」と拳王に呼びかけ、場内も杉浦コールに染まった。

 改めて観衆に向き直した杉浦は「あいつ、長えんだよな。ちなみにあいつ、他力本願で決勝進出決めたんだよな。俺は4戦全勝してるんだよ」と強調。「このまま大阪に行くぞ、9・16大阪。そして、さっきも言ったけど、誰にも負けない戦いを俺と拳王でやるから、みんな応援してほしい。そして、その戦いが次の11月の両国に繋がると思うので、そこでみんなまた会いましょう。本当にありがとう」と締めくくった。

 ともあれ、49歳にして全勝優勝を成し遂げんとする杉浦か、反清宮の反骨ロードを貫いてきた拳王か。N-1頂上決戦のゴングは1週間後の9・16エディオンアリーナ大阪第1競技場大会で鳴り響く。

【試合後の杉浦】
――潮崎戦を振り返ると?

▼杉浦「やっぱし簡単には勝てないね。フィニッシュホールドを返されたし。もっともっと戦いが先にいくとは思ってたけど、リーグ戦だけど、本当に肉体、魂を削るタイトルマッチ級の試合をしないとあいつには勝てないんで」

――序盤から胸板を流血に追い込まれたが?

▼杉浦「前哨戦というか、つくばであいつと当たった時に、やたら俺を意識してきて入れてきたんでね。ちょっと傷がそこでもう出来てたんで。今日また一発目で入れられて。それはあいつの気持ちじゃないの? 思いがこもったチョップなんじゃないかなって」

――全勝でブロック突破を決めて、決勝は拳王戦となるが、それに向けては?

▼杉浦「勝たないと意味がないので。全勝で決勝行っても、優勝しないことには意味がないので。あと1戦。あと1戦勝てば全勝だからね。負けない」

――あえてリング上で拳王選手以外の豪華メンバーの名前を口にしたのはどういう気持ちから?

▼杉浦「あんだけ人を呼んで、それでお客さんが入るってこともあるのでね。やっぱしネームバリューがある人たちだから。でも、それでノアっていう大会を見に来た時に、メインでやる俺と拳王の試合で『うわあ、ノアの試合凄えじゃん』って思ってくれればこっちの勝ちだし。で、また違ったファンも引き寄せればいいんじゃないかな」

――全勝で勝った上に妙に清々しい勝利者のマイクアピールで、改めてスター性を感じたが?

▼杉浦「最近、どうしようもないよね。(スター性が)出まくっちゃうから。抑えているつもりなんだけど、出ちゃうんだよね。加齢臭と一緒で出ちゃうんだよ」

――Tシャツは何パターンまで目標に?

▼杉浦「これ、欲張ると絶対次は売れないと思うんですよ。会社はもう第二弾を考えているんですよ、ぶっちゃけ。こんな感じでいきましょうと。犬を使ってって。俺もそんな甘くないと思うんですよね」

――新しいものを考えるよりも、取り分のパーセンテージを上げろとか?

▼杉浦「そういうことは言わない、僕は」

――ノアの戦いを見せるという部分で、Bブロックで拳王選手が勝ち上がってきたことについては?

▼杉浦「今のノアで決勝に来たということは、それだけの実力があるし、それだけの試合もしてのことだろうから、それは相手にとって(申し分ない)」

――シングルで負けてない相手で、拳王選手は杉浦越えを狙ってくると思うが?

▼杉浦「それをずっとあいつは言い続けているからね。『丸藤、杉浦を』っていうので。あいつもハート強いよね。メインで俺が締めようとしてるのに、あいつが入ってきて、あんだけ言ってさ。なんなんだろうね、あいつは? ちょこちょこっと言って、『大阪倒してやるからな』って下がればいいのにさ、結構言うじゃん、あいつ。何なんだろうね? ハート強いよ」

――来年の1・4&1・5後楽園ホール大会が発表となったが?

▼杉浦「なかなか、なんだろうね、それも。当てていくっていうのは、この隣にね。でも、それはまずは見に来てくれる、ノアを選んで集まってくれたお客さんを満足させて。で、ドームを、向こうを選んでいった人が悔しがるような試合をすれば意義が出るのかなって」

――杉浦選手の中にノアデビュー第1号としての意地や誇りはある?

▼杉浦「いや、別にそこはないですね。第2号だろうが、第3号だろうが、ノアでデビューしたというのが、そこが誇りなんで。1号というのは別に」


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