2019/6/25 20:47

振り返ろうスーパーJカップ!【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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振り返ろうスーパーJカップ!【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
4.8
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3年ぶりの開催となる「SUPER J-CUP 2019」の開催が決定! 開催地はなんとアメリカ!

■8月22日:トーナメント1回戦、ワシントン州シアトル
■8月24日:トーナメント2回戦、カリフォルニア州サンフランシスコ
■8月25日:トーナメント準決勝&決勝、カリフォルニア州ロサンゼルス

第7回となる今回は全16選手によるトーナメント! アメリカ狭しとジュニア戦士が飛び回る!

さて、「SUPER J-CUP」とはなんぞやというと、発端は今大会でもプロデュースを務める獣神サンダー選手の提案でした。1990年代以降、大仁田厚選手率いるFMW、現在のウルティモドラゴン、邪道&外道選手らが在籍したユニバーサルプロレス(のちにWARや、みちのくプロレスの源流になる団体)など小さな体躯でもがんばれば選手になれるというインディペンデントなプロレス団体が旗揚げ。トップ選手はいわゆるメジャー選手にも引けを取らない実力をつけていたことから“プロレス団体の枠を超えたジュニアの活性化”を目的に開催宣言した大会です。

ジュニアヘビー級という階級のオールスター戦、そしてそこで行われるトーナメント戦ですからその時点での最強を決める大会でもあるのですが、それは新日本主催の「ベスト・オブ・スーパー・ジュニア」でもできること。開催意義を見つめなおせば「無名の俊英を引き上げる」というのが大きな目的とも言えるでしょう。

知られているか知られていないかの判断基準は、強いかどうかという基準よりも難しい。このため過去の大会では主催者、プロデューサーも大会ごとに変えるという方式を出していました。

■1994年4月16日=東京・両国国技館 SUPER J-CUP 1st STAGE
主催 : 新日本プロレス

ワイルド・ペガサス(WCW、優勝)
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス、準優勝)
獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)
エル・サムライ(新日本プロレス)
大谷晋二郎(新日本プロレス)
外道(WAR)
ハヤブサ(FMW)
リッキー・フジ(FMW)
スペル・デルフィン(みちのくプロレス)
TAKAみちのく(みちのくプロレス)
茂木正淑(SPWF)
ブラック・タイガー(WCW)
ディーン・マレンコ(WCW)
ネグロ・カサス(EMLL)
優勝はのちにクリス・ベノワとしてWWE世界ヘビー級王座を獲得するワイルド・ペガサス。当時みちのくを旗揚げしたばかりのサスケ選手との決勝戦はいまなお語り継がれる名勝負。ハヤブサ衝撃のデビュー戦。外道選手がメジャー初登場で実力の片りんを見せつけ、みちのくひとり旅&三度笠姿でやや失笑漏れる中登場したTAKAみちのく選手が1試合で知名度を急上昇させるなど、見どころの多い伝説の大会となりました。新日本主催のためNJPW WORLDでも一部の試合を除きチェックできます。今はベテランとなった選手たちの出世試合をこのタイミングで振りかえるのも悪くないかも。

■1995年12月13日=東京・両国国技館 SUPER J-CUP 2nd STAGE
主催:WAR

獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス、優勝)
外道(WAR、準優勝)
エル・サムライ(新日本プロレス)
大谷晋二郎(新日本プロレス)
ウルティモ・ドラゴン(WAR)
船木勝一(プロフェッショナルレスリング藤原組)
茂木正淑(レッスル夢ファクトリー)
中島半蔵(みちのくプロレス)
愚乱・浪花(みちのくプロレス)
望月成晃(武輝道場)
ワイルド・ペガサス(WCW)
ライオン・ハート(WCW)
ダミアン(メキシコ)
ドス・カラス(メキシコ)
主催は変わり天龍源一郎率いるWAR。プロデュースはのちに闘龍門を起こすことになるウルティモ・ドラゴン。メキシコとのパイプを使いルチャ系選手がエントリー。AAA提供マッチとしてレイ・ミステリオ・ジュニアvsシコシスという提供マッチも行われました。当時WAR常連外国人だったライオン・ハートは、現在のクリス・ジェリコ選手。

特筆すべきはタッグプレイヤー・邪道&外道・外道選手の打たれても生き返る大進撃。準優勝には終わったものの、内々では知られていた実力者が個人で結果を残し、プロレスファン全体に「外道」の名前が響き渡りました。この流れを受け、全試合タイトルマッチの「スカイダイビングJ 」(1996年)、ベルト保持者によるジュニア8冠王座統一トーナメントは「J-CROWN」(1996年)なども翌年開催されていきます。

■2000年4月1日=宮城・仙台市体育館
2000年4月9日=東京・両国国技館 SUPER J-CUP 3rd STAGE 主催:みちのくプロレス

獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス、優勝)
CIMA(闘龍門JAPAN、準優勝)
真壁伸也(新日本プロレス)
MEN'Sテイオー(大日本プロレス)
リッキー・フジ(FMW)
怨霊(レッスル夢ファクトリー)
臼田勝美(格闘探偵団バトラーツ)
SUWA(闘龍門JAPAN)
グラン浜田(みちのくプロレス)
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
タイガーマスク(みちのくプロレス)
カズ・ハヤシ(WCW)
リッキー・マルビン(EMLL)
佐野なおき(高田道場)
サスケ・ザ・グレート(みちのくプロレス組)
カレーマン(インド)
主催はみちのくプロレス。いまもむかしもバラエティーに富んだキャラクターの多いみちのく主催とあって、キャラクター豊かな大会に。本戦出場者も16人参加と過去最高。

ふく面ワールドカップ発の謎のインド人“カレーマン”と、体重0キロ“怨霊”選手の1回戦は誰もが最初は色眼鏡で見、試合が終わるころには目を輝かして拍手する一戦に。カレーマン選手はその後IWGPジュニアタッグも獲得。

2日間の日程となり、オールスター特別10人タッグ、女子タイトルマッチも開催されました。

■2004年2月21日=大阪・大阪城ホール SUPER J-CUP 4th STAGE
主催:大阪プロレス

丸藤正道(プロレスリング・ノア)※優勝
村浜武洋(大阪プロレス)※準優勝
井上亘(新日本プロレス)
石狩太一(全日本プロレス)
葛西純(プロレスリングZERO-ONE)
ガルーダ(WMF)
湯浅和也(みちのくプロレス)
ゴア(大阪プロレス)
4年ぶりの開催は主催が大阪プロレス。プロデューサーにはスペル・デルフィン選手が就任。
今大会では参加資格がキャリア6年以下と定められ新人登竜門的イメージに。
石狩太一選手は現在のタイチ選手。1回戦でK-1でも活動していた村浜選手に惜敗。このあたりの結果にも時代性。

■2009年12月22日、12月23日=東京・後楽園ホール SUPER J-CUP 5th STAGE
主催 : 新日本プロレス

丸藤正道(プロレスリング・ノア)※優勝
プリンス・デヴィット(新日本プロレス)※準優勝
獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)
金本浩二(新日本プロレス)
邪道(新日本プロレス)
外道(新日本プロレス)
田口隆祐(新日本プロレス)
タイチ(新日本プロレス)
青木篤志(プロレスリング・ノア)
飯伏幸太(DDTプロレスリング)
男色ディーノ(DDTプロレスリング)
GENTARO(プロレスリングFREEDOMS)
フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)
タイガースマスク(大阪プロレス)
YAMATO(DRAGON GATE)
AKIRA(フリー)
再び主催は新日本プロレス。キャリア制限も撤廃され、16人参加のトーナメントに。
目を見張ったのはトーナメント初参加となるDDT勢。すでに稀にみる新人であった飯伏選手はもとより、ジュニアヘビー級というくくりで活動していないディーノ選手の参戦はサプライズ。持ち前の男色殺法はもちろん、技術、身体能力においての底力もこれまでかと見せてくれました。

ゼロ年代の直線的で当たりの強い新日本プロレスと、以降のアクロバティックな新日本ジュニアの交差点としても、なかなか見ごたえある選抜メンバー。

■2016年7月20日=東京・後楽園ホール
8月21日=東京・有明コロシアム SUPER J-CUP 6st STAGE
主催 : 新日本プロレス
6st STAGE
主催 : 新日本プロレス、プロレスリング・ノア
日時 : 2016年7月20日、8月21日
会場 : 後楽園ホール(1回戦)、有明コロシアム(2回戦、準決勝戦、決勝戦)

KUSHIDA(新日本プロレス)※優勝
金丸義信(鈴木軍)※準優勝
獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)
田口隆祐(新日本プロレス)
BUSHI(新日本プロレス)
タイチ(鈴木軍)
ウィル・オスプレイ(CHAOS)
青柳優馬(全日本プロレス)
石森太二(プロレスリング・ノア)
原田大輔(プロレスリング・ノア)
拳王(プロレスリング・ノア)
Eita(DRAGON GATE)
梶トマト(KAIENTAI DOJO)
グルクンマスク(琉球ドラゴンプロレスリング)
マット・サイダル(ROH)
ティタン(CMLL)
新日本とノアの初の共催大会となった第6回。新日本とノアは同時相互の選手交流があったこともあり、参加選手のほとんどは主催者枠じゃないかという批判もありました。そんな中で沖縄戦士・グルクンマスク選手が孤軍奮闘。
メジャーとインディペンデントがボーダレスになったといえ、CHAOS、鈴木軍を合わせ主催者枠10枠は今見ても多い。

さあ、そしてやってきた初の国外開催、第7回SUPER J-CUP。参加団体は新日本プロレス、ROH、CMLLほか。ビザの都合上、基本的には3団体から集められるとアナウンスがされています。うむむ、この時点で問われる開催の意義、という感じもしなくもないですが、それでもおまえ誰やねん! といった無名選手の掘り出しを期待。プロデュースをすると(バックステージや交渉が大変なので)本戦には出たくない、といった発言も過去にしていますが、ライガー選手自身の出場有無(第5回もスペシャルマッチのヒート&KENTA、CIMA組vs獣神サンダー・ライガー&新崎人生、スペル・デルフィン組で出場しているので、トーナメント外の出場となっても全大会出場!)も含め、ワクワクして続報をお待ちしております!

この記事を書いたライター: 漁師JJ

コメント

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  • 日本のファンよりアメリカのファンの方がJカップを心待ちにしてたかもしれないですね。90年代ジュニアのファンは海外には多いと聞きますので。この大会に抜擢された若い選手にはとてつもないチャンスでしょうから楽しみです!個人的にはSHOに頑張って欲しい!!

    ID:11846914 [通報]
    (2019/6/27 23:39)
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