2019/1/15 10:32

NEVERの意味を知ってるかい?【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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NEVERの意味を知ってるかい?【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
2.3

2018年1月4日、東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」。第1試合で行われたNEVER無差別級選手権試合・飯伏 幸太vsウィル・オスプレイ戦の容赦ない一撃は良くも悪くも大きく話題となった。さて新日本プロレスのタイトルと言えば「IWGP」。IWGPはInternational Wrestling Grand Prix、直訳すれば国際レスリング最高賞の略で、文字通り世界中すべての選手権で一番価値があることを意味する称号だ。

では「NEVER」という冠タイトルは何の略かご存じだろうか。英単語としてのNEVERには「けして~しない」という意味もあるが、こちらは違う。N=New blood(新しい血)、E=Evorution(発展、進化)、V=Valiantly(勇敢に、試みる)、E=Eternal(永遠に)、R=Radical(根本的に、基本的に)の頭文字をとって「NEVER」なのだ(ベースボールマガジン社「週刊プロレス」2010年7月28日、No.1534参照)。その意味を直訳すると……よくわからないが、原点は新世代プロジェクトとして立ち上げられたイベント「NEVER」にあることを思うと、プロレス新世代に求められる姿勢をあらわしたものなのだろう。

NEVERの冠がつく選手権タイトルには6人タッグ王座とNEVER無差別級選手権王座がある。人数でわかりやすい6人タッグはともかく、NEVER無差別級王座は正直価値や位置づけがわかりにくい。東京ドームで行われた8大タイトルマッチも、IWGPヘビーという頂点や、タッグや体重別のジュニアヘビーというカテゴライズは理解が容易なのだけど、NEVER無差別級選手権、ブリティッシュヘビー級、IWGP USヘビー級、IWGPインターコンチネンタルあたりの区別は、王者が別の人というくらいの感覚なのではないだろうか。乱立する選手権ベルトに埋もれてる「どういう位置づけの王者なのかよくわからない」現状は激しくもったいない。多くの新人がデビューした新日本プロレスリング。ブランド立ち上げ当初の目的に立ち戻り「NEVER」は若手を含む新世代の目標となる王座にしてはいかがだろうか。

かつて中邑真輔選手は30歳以下だけが挑戦できるIWGP U‐30王座封印時、「若手でもすべての選手はIWGPヘビー級を目指すべき」と封印する理由を語った。もちろんそうだとおもうが、これだけ乱立する現状、差別化は必須だろう。とはいいながら新世代プロジェクト「NEVER」無差別級初代王者は田中将斗(当時39歳)という点で原点回帰ってなんだっけ状態となってしまうのだが……。とにもかくにもイッテンヨンで大きな話題となったNEVER無差別級選手権。日の目を浴びにくく飛びぬけにくいヤングライオンの活躍の場ともなるだろうし、発展、進化、新しい血を入れるため、その価値を高めるためにも多くのニューフェイス、ニューカマーに挑戦してほしいと思うのだ。

この記事を書いたライター: 漁師JJ

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