2018/12/3 7:18

デビュー戦で150人動員?! 小橋も絶賛した新たな●●!グローバルリーグ優勝!清宮海斗特集!

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デビュー戦で150人動員?! 小橋も絶賛した新たな●●!グローバルリーグ優勝!清宮海斗特集!
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デビュー3年1ヶ月で、早くも2度目のGHCヘビー級王座挑戦!


 スターというのは、やはり生来、持っているものが違うのだろうか。有名なプロレスラーなり格闘家が、そのデビュー前より、既に口端に上っていた例を、読者もご存じだろう。以前当欄でも特集した拳王は、2歳の時に、既に空手道場を見学していたことが地元の新聞に報じられているし(もちろん本名でだが)、大仁田厚は、15歳時、徒歩で日本一周を目指す模様が、『スポーツニッポン』紙に報じられている(もっとも、大仁田の場合は、その行動を自ら同紙に売り込んだらしいので、事情が違うかもだが。それにしても、それを含めて、何とも大仁田らしい話である)。

 さて、最近もそんな、ちょっとした感動に触れる機会があった。以下は2005年2月27日付けの朝日新聞の地方面(埼玉)の記事である。

『さいたま市浦和区の市青少年宇宙科学館が開いている「赤道直下の魚展」が多くの子どもたちでにぎわっている。(中略)生きているカブトガニを実際にさわることができる体験教室(土・日曜、祝日だけ)も大盛況だ(中略)。同市南区南浦和2丁目の清宮海斗君(8)は「初めてさわった。甲羅は硬いけど手足は柔らかくてびっくりした」と話していた』

 NOAHのファンならご存じだろうが、そのプロデビュー時から、ひとかたならぬ注目を浴びていた清宮海斗。13年前のこの記事が書かれた際、他にも多くの(取材対象になる)子供がいたはずである。にもかかわらずの1人だけの掲載。持って生まれた運気のようなものを、感じざるをえなかった。

 その清宮が、さる11月25日、『GLOBAL LEAGUE 2018』を制覇。実にデビューしてまだ2年と11ヶ月の殊勲であった。さらに、12月16日(日)の横浜文化体育館大会では、杉浦の持つGHCヘビー級王座に挑戦が決定。そう、その超新星ぶりに、今、更に輝きが増しているのだ。

 今回の当欄は、このNOAHの生え抜き、清宮海斗を大解剖してみたい。

新弟子1人の時代を経て、デビュー戦でスパーク!


 生まれた場所は前掲の通り。幼い頃からのプロレスラー志望らしく、中学時代まではサッカー部に所属も、高校からは格闘技系の部活で鍛錬に勤しもうと考えていた。ところが進学した高校に、その系統の部活がなく、やむなく自己流で鍛錬。高校卒業と同時にNOAHに入門。約8ヶ月後の2015年12月9日、熊野準を相手にプロデビューを果たした。実は同期入門者がもう1人おり、そちらがアマレスの猛者だったため、注目はそちらに行くかと思いきや、彼は入門4ヶ月目で挫折。清宮はある種、孤独なデビューとなった。

 ところがディファ有明でおこなわれたそのデビュー戦は大盛り上がり。清宮の親族や友人が大挙して来場。その数、なんと150人以上。「四方に向くリングのうちのその1面が、全て僕の知り合い」と清宮が振り返るほどの賑わいとなった(因みに、この時会場にいた筆者が見るに、ディファ有明の西側がその一団だったと思われる)。

 無論、それだけで清宮が注目されたわけではない。その理由は他に、主に2つあろう。1つは年齢。清宮は、NOAHが旗揚げしてから初めての、10代でデビューした新人だったのだ(19歳4ヶ月)。

IWGP、三冠をも超える、最年少メジャーシングル王座奪取記録更新か?


 生え抜きとしては、熊野準の21歳3ヶ月でのデビューを下回る快事。そればかりでない。勝ち星を挙げるのも早かった。2016年5月、新日本プロレスの若手主体興行『LION'S GATE』において、同団体の川人拓来相手にプロ初勝利。実にデビュー5ヶ月目での快挙。あの丸藤ですら、初勝利まではデビューから1年4ヶ月(87戦目)かかっていることから考えても、目覚ましい戦果であった。

 いきおい、かような“最年少”や“最短”記録が、清宮について回ることとなる。デビューから1年経たずに、『GLOBAL LEAGUE 2016』に出場。先述のように今年の同リーグ戦では優勝。どちらも最年少、並びに、デビュー最短記録。となれば次に期待がかかるのが12月16日だ。そう、史上最年少での、GHCヘビー級王座奪取である。これまでの記録が、丸藤の26歳11ヶ月。清宮は当日が22歳5ヶ月でのチャレンジだけに、奪取すれば大幅な更新となる。IWGPヘビー級王座の同記録を持つ中邑真輔(23歳8ヶ月)や三冠統一ヘビー級王座の同記録を持つ宮原健斗(26歳11ヶ月)よりも若き更新の可能性があるため、いやがおうにも期待は止まない。

 若さとあいまり、最近では女性人気もより高まっている印象。2017年6月からの海外武者修行を経て、同年12月に帰国。すると、別人さながら、見た目が大幅に変化していたのである。もちろん、多数の試合をこなした上での鍛錬や肉体の変化もあろう(海外では、多い時には21連戦をこなし、カナダを中心に10団体以上のリングに上がったとか)。だが、最も印象的に変わったのは髪型。なにせあの小橋建太が、「髪型が変わったよね。思わず、行く前の写真と帰ってきたときの写真を比較してTwitterにアップしちゃったよ。いまのほうが全然いい。(中略)すごくいいイメージチェンジだと思う。女性ファンも増えただろうし」(『日刊SPA』2018年4月14日更新分より)と絶賛したほど。

 とはいえ、そんな清宮の趣味は、22歳という年齢にしては渋く、ジャズを聴くこととか。サックス奏者、ジョン・コルトレーンに心酔。また、最近ではクラシック方面にも食指を伸ばし、フジコ・ヘミングなどを愛聴するとか。女性ファンはこの辺りから話を切り出すと、よりお近づきになれるかも知れない(?)。

 そして、初陣からの注目のもう1つの理由は、NOAHファンならおわかりだろう。そのトランクスの色にある。故・三沢光晴と同じ、グリーンなのだった。

自信のフィニッシュは、タイガースープレックス!


 清宮とプロレスの出会いは、たまたまレンタルビデオ屋で手に取ったDVDから。初代GHCヘビー級王者を決める一戦、三沢vs高山(2001年4月15日)が入っていた。清宮はこれで、一気に三沢に魅せられ、プロレスラーを目指した。もちろん、2009年の訃報はショックだったという。だが、こう気を取り直したという。「僕がいずれはNOAHに入って、盛り上げる!」と。“三沢さんの分まで”という言葉を言外に見出すのは、センチメンタルが過ぎるだろうか?

 新弟子時代。もちろん三沢はもういなかった。だが、その魂と技術の片鱗は確かに学んだ。清宮のトレーナーは、三沢の無二のタッグパートナー、小川良成だったのだ。

 そして、デビュー戦では、まさに三沢の2代目タイガーマスク時代を思わせるような、放った自身が1回転するドロップキックを炸裂。これは、三沢の付け人でもあった丸藤に練習中、観て貰い、「いいドロップキックを持ってるんだから、大切にね」とアドバイスされたという。そういえば、まさに清宮と同じく、緑のショートタイツ姿でデビューしたのが丸藤(1998年)。清宮はデビューにあたり、この色をショートタイツに用いていいかと丸藤に相談。丸藤から快諾を得たという。

 今年のNOAHのテーマは、『NOAH the LIVE』。その言葉通り、生き様も映した戦い模様がフレッシュに展開され、会場の熱もより高まっている。まさにその今年最初のGHC戦(1月6日)で、時の王者・拳王を追い詰めたのが清宮。場外へトペを放つと見せかけ、フェイントを見せたり、コブラツイストの体勢にフェイスロックをプラスした技(TFC)も披露。帰国後のフィニッシュに用いるタイガースープレックスープレックス含め、それはまさに、三沢を思わせるムーブ。だが、特にTFCについては、清宮自身、意識していなかったという。しかし、水を向けると、「そうなんですか!?……やっぱり子供の時から試合を見てましたから、自分の中にしみついてるんですかね」

 方舟を牽引する新たな若き盟主の誕生に、期待したい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

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  • NOAHの選手は優しそう

    ID:9249840 [通報]
    (2018/12/5 8:28)
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  • この勢いで一気にスターになってほしい。怪我だけには気をつけて。

    ID:9055845 [通報]
    (2018/12/5 19:14)
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