2018/10/10 23:00

佐藤無念 近藤が世界ジュニアV1、岩本を指名「教育してやる」

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佐藤無念 近藤が世界ジュニアV1、岩本を指名「教育してやる」
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『2018旗揚げ記念シリーズ』東京・後楽園ホール(2018年10月10日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合=○近藤修司vs佐藤光留×

 近藤が佐藤を返り討ちにし、世界ジュニア王座初防衛に成功。自ら次期挑戦者に前王者・岩本を指名し、思い入れある全日ジュニアのためにも「教育」する構えをみせた。

 9・22博多大会で近藤が岩本を下し、3度目の世界ジュニア戴冠。試合後、佐藤が奪還の名乗りを上げ、この日のタイトルマッチが組まれた。両者は「削り合い」に合意。10・3新木場での唯一の前哨戦では佐藤が徹底した右腕攻めで圧倒した。

 全日ジュニアの一員として世界ジュニア奪還への「情熱」を燃やしまくる佐藤はこの日も近藤の右腕にピンポイント攻撃を浴びせて主導権を握った。序盤からミドルキック連打で右腕を狙い撃ち。エプロンに出た近藤の右腕をランニングローキックで蹴り飛ばし、なおも右腕を絞め上げた。

 ならばと近藤はショートレンジ串刺しラリアットを連発して反撃。コーナーからダイブしての変型ネックブリーカー、パイルドライバー、低空DDTと首攻めで流れを変えようとしたものの、佐藤のジャンピングハイキックを食らって動きが止まってしまう。腕ひしぎ逆十字やチキンウイングアームロックに捕まって苦もん。左のショートレンジラリアットを連発して押し込み、KUBINAGEで叩きつけても、執ような腕ひしぎ逆十字でギブアップ寸前に追い込まれた。

 それでも近藤は持ち前のキングコングパワーで局面を打開した。左右のミドルキックを連発する佐藤をショートレンジラリアットで黙らせ、ランサルセを敢行。脇固めを狙う佐藤をショートレンジ左ラリアットで返り討ちにし、痛む右腕でショートレンジラリアットを叩き込むと、最後はキングコングラリアットでダメ押しして逆転勝利を決めた。

 佐藤との削り合いを力ずくで制した近藤が世界ジュニア初防衛を果たした。「右ヒザとヒジの内側(靭帯)が試合前から伸びてた」と明かした近藤だが、「全日本が嫌いでもないし、憎いわけでもないし。むしろ、世界ジュニアを獲ってた頃に自分自身誇りを持って、今もプロレス生活を続けている」との自負もあって逆境を打破してみせた。

 試合後、次期挑戦者は現れなかった。そこで近藤は岩本を指名した。かつて近藤が全日ジュニアの時代を担ったこともあったが、これからの歴史を作っていくのは紛れもなく岩本。近藤は「自覚を持って巻かなきゃいけない人間」と表現したうえで、「全日本プロレスに入団した。そこで浮かれてるんじゃねえのか、お前は。もっと苦労したレスラーはいるよ。海外に行ってお金がない、何も食えない、お金を取られた。そんな人間としてのキャリアがお前にどれだけあるんだよ?」と疑問符をつけた。

 そこで近藤は自らが高い壁となって岩本を一度、千尋の谷に突き落とすつもり。「これは彼の成長のためでもある。獲られた相手ともう1回リマッチをして獲れない。それが次の成長に繋がるんだ」と持論を展開し、「もしも俺とこれを懸けてやって負けたら、修行し直せ」と条件を提示した。「これが俺流の教育だよ」と言い切った。

 近藤発言を受けて、岩本が大会終了後、コメントを出し、「これといった実績も残してないので、完全に俺としてはノーチャンスだと思っていたところに、向こうのチャンピオンから指名してもらったってことは、ここは素直に喜んで挑戦させてもらおうと思います」とリマッチに乗り出す構えをみせた。

 「自分が初防衛戦で近藤修司にベルトを獲られたことが発端なので、そこの責任は本当に重く受け止めてますし、獲られた悔しさというのは忘れてないですし。そこで獲り返さなくちゃいけないのはやっぱり自分しかいない」と責任感を燃やす岩本だが、ここまで近藤にシングル2連敗。「次に負けるようなことがあったら、本当に終わり。俺のプロレス人生がここで崩れ落ちていく」と危機感を隠さない岩本は「万が一そんなようなことがあれば、近藤修司の言うことも聞くし、何でもやるし、俺なりにケジメをつける覚悟もあります」と近藤からの「負けたら修行」要求を受け入れるつもり。それだけの「責任と覚悟」を胸に「あのベルトを取り戻して、新時代を開いて進めていくのは、全日本ジュニアの中で俺しかいないという自負と、それこそ覚悟があるんで。ここは絶対に落とせない」と三度目の正直を誓った。近藤との再戦は岩本にとっては断じて負けが許されない状況で実現することになりそうだ。

【試合後の近藤】
▼近藤「まあ、戦前から削り合いって言ってたけど、実際にね、今、右ヒザとヒジの内側(靭帯)が試合前から伸びてたわけで。でもまあ、世界ジュニアって思ったら、そんな言い訳ができないぐらい重たいベルト。俺はここに上がっている時から、全日本が嫌いでもないし、憎いわけでもないし。むしろ、世界ジュニアを獲ってた頃に自分自身誇りを持って、今もプロレス生活を続けている。俺は全日本で何ヵ月かやって、次、世界ジュニアを巻かせたい…そのうち、自分で自覚を持って巻かなきゃいけない人間がいるんだよ。誰がいるんだ? 誰がいるんだよ? わかるか? 言ってみろ。次の世界ジュニアの将来を背負って立つ人間だ。誰がいるんだ? 言ってみろ?」

――岩本選手?

▼近藤「そうなんだよ。お前らも迷わず一言目で言える。岩本。お前が自覚を持ってやんなきゃいけないんだよ。俺にベルトを獲られて、もしかしたら、それはそれでよかったと思っているのかもしれない。でも、全日本プロレスファン、世界ジュニアに期待しているお客さんは絶対それじゃダメなんだよ。この世界ジュニアは形が変わっても、歴史は変わらない。次の世界ジュニアの挑戦者、俺が岩本を逆指名する。それはなぜか? さっきも言った通り、全日本のためにも今、あいつの若い芽を摘み取るんだよ。今、やっておかないと、もうあとはないぞ。これは彼の成長のためでもある。獲られた相手ともう1回リマッチをして獲れない。それが次の成長に繋がるんだ。岩本、キャリアを積め。自分から積極的にキャリアを積むんだ。もしも俺とこれを懸けてやって負けたら、修行し直せ。お前は修行したことがないのか? 全日本プロレスに入団した。そこで浮かれてるんじゃねえのか、お前は。もっと苦労したレスラーはいるよ。海外に行ってお金がない、何も食えない、お金を取られた。そんな人間としてのキャリアがお前にどれだけあるんだよ? そういう経験を積むんだ。負けたら、WRESTLE-1に上がったっていい。どんなに小さい団体に上がったって、それがキャリアの1つになるんだよ。それは俺があいつに教えたい、将来の全日本ジュニアを背負って立つあいつに俺が教えたいことだ。だからあえて、次のチャレンジャーは岩本だ。俺は絶対に負けないぞ。俺は次の野望があるんだ。だから全日本プロレスが考えろ。もっと大きく言えば、日本のプロレス界のジュニアのためだよ。お前が一番なんだ。でも、俺は本気で潰しに来るぞ。まだまだ乗り越えさせない。俺の教育、これが俺流の教育だよ」

【岩本の話】「(※大会終了後)さっき世界ジュニアの試合が終わって、近藤修司のコメントを聞かせてもらって。まず僕を逆指名ということで、そこは本当に純粋に感謝したいと思っています。世界ジュニアを落としてから、これといった実績も残してないので、完全に俺としてはノーチャンスだと思っていたところに、向こうのチャンピオンから指名してもらったってことは、ここは素直に喜んで挑戦させてもらおうと思います。こういう状況になってしまったのも、自分が初防衛戦で近藤修司にベルトを獲られたことが発端なので、そこの責任は本当に重く受け止めてますし、獲られた悔しさというのは忘れてないですし。そこで獲り返さなくちゃいけないのはやっぱり自分しかいないと思うし。今日、世界ジュニアは近藤修司と佐藤光留、どっちが勝っても時代が戻っていってるのには変わりないです。その時代を戻してしまったのも俺っていう責任も変わらないです。これは自分も重く受け止めてます。今年だけで近藤修司に3回負けてます。次に負けるようなことがあったら、本当に終わり。俺のプロレス人生がここで崩れ落ちていく。本当にその気もするし、その覚悟で臨まないと獲り返せない相手だっていうのは、3回も負けているんで重々自分の中で承知しているし。近藤修司が修行しろと言いましたけど、万が一…万が一そんなようなことがあれば、近藤修司の言うことも聞くし、何でもやるし、俺なりにケジメをつける覚悟もあります。そうまでしないと、あのベルトを近藤修司から奪えない。それぐらいの覚悟と獲られた責任というのは重く俺の心の中に残っていますし。俺しかいないと、勝手に俺の中で自負しているので。あのベルトを取り戻して、新時代を開いて進めていくのは、全日本ジュニアの中で俺しかいないという自負と、それこそ覚悟があるんで。ここは絶対に落とせないです。せっかく何もないところから拾えたチャンスを落とすわけにはいかない。落としたら、次落としたら、ベルトが獲れなかっただけじゃ済まないんで。ここは何としてでも、責任と覚悟を持って戦いたいと思います」

※佐藤はノーコメント


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