2018/8/6 14:31

アジアヘビー級王座に抱くロマンチック【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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アジアヘビー級王座に抱くロマンチック【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
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子供のころ思ったものだ。新日本プロレスにはIWGPを冠したタイトルがシングル、タッグとあるのに、どうして全日本プロレスにはアジアタッグがある反面、アジアヘビーがないのだろう。

そんなアジアヘビー級王座が2018年誕生した。もともと1955年、力道山が巻いた日本プロレスのベルトとして誕生し、その後力道山と同じ朝鮮半島出身の大木金太郎が巻いたベルトだから正確には復活だ。1977年以来、実に31年ぶりに表に出たアジアヘビー級王座は真っ赤な皮張りに新規製造された金色のバックルが輝いていた。復活に尽力を尽くしたのが、同じ韓国をルーツに持つ崔領二選手で、その地で新王者決定トーナメントが行われたというのもいい話。もっともそんな国外で行われたこともあり、復活劇は注目度も低くあまり話題にならなかったけれど、そんな若干の胡散臭さも魅力の一つだ。

2018年7月29日、エディオンアリーナ大阪 第1競技場では第8代王者・崔領二選手が敗れ、遅咲きの刺青獣、ボディガー選手が戴冠。中学校教科書にも載るたプロレスの祖、力道山からの歴史が2018年につむぎなおされ、ある意味2018年のプロレスを象徴するような筋肉隆々体型のボディガー選手につながったことに、ひとつのロマンを感じを得ない。インターネット黎明期から昭和プロレスのタイトル遍歴を検証・研究されてきたファンサイト
「プロレスベルト返還史」(http://www.wrestling-titles.com/jp/japan/jwa/)さんも更新済みだ。

先鋭感やイマドキさという演出で魅了する新日本プロレスと相反するように、歴史と伝統、古き良きプロレスという武器を振る全日本プロレス。これはこれでグッとくる。

歴代王者には通算4度獲得通算防衛数26(!)の大木金太郎。ジャイアント馬場の名が並ぶほか、新日本、国際プロレスにも来日した電光狼、ビル・ドロモ。初代王者決定戦にはアジアタッグ初代王者として名を残すキングコングの名前が並ぶ。後者はそれこそ歴史書の世界のレスラーだ。レスラー現在進行形のプロレスから、古きを思い馳せ、想像をかきめぐらす。復活以前も、インターナショナル・ヘビー級王座(現・三冠ヘビー王座)に次ぐ二番手王座だったというアジアヘビー。赤い王座の色は今後どんな色となるのだろうか。楽しみで仕方がない。

この記事を書いたライター: 漁師JJ

コメント

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  • 全日に久々にヘビー級シングルのセカンドタイトルが登場したのはとてもいいこと。
    それだけ層が厚くなったということだろう。
    若手のタイトルにするのか、それとも宮原とか諏訪魔が巻いて、三冠と並ぶ二大タイトルに育てるのか。せっかくの由緒ある名前なのだから上手く使って欲しい。

    ID:7519711 [通報]
    (2018/8/9 0:16)
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