2018/6/2 11:16

カイリに一騎打ちのエール!和田京平も心服?! WWE挑戦!? 紫雷イオ特集!!

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5月29日、スターダムを退団表明


 前人気も凄まじい新日本プロレス「6・9」大阪城ホール大会だが、目玉の一つが、レイ・ミステリオJr.の久々の来日。それも日本の団体に参戦となると、1996年12月のWAR以来となる。長きに渡り、WWEで活躍していたためだが、人気、実力ともに、この時期の彼にしびれた方々は多いだろう。

 そんなファンの一人が、この度、WWE入りに向けて旅立つこととなった。そう、紫雷イオ(28)だ。レスラー2年目の18歳の時、ミステリオのファイトに魅せられ、憧れの的に。以降、その身体能力と不断の努力で女子プロ界のトップに到達。「女子プロレスは、男子プロレスより、“推しメン”の傾向が強い。どこにファンを掘り起こす要素が眠っているかわからない」と、ネイルサロンや美容室通いも欠かさず。写真集を発売すれば、「下心目当てでもいいから、先ずプロレスに興味を持ってくれれば。試合内容で魅せられる自信はあるので」(イオ)。“100年の1人の逸材”、棚橋弘至からは、“逸女”の異名も頂戴した。

 今回の当欄は、そんな紫雷イオのこれまでを特集したい。

「なぜロープに振って返ってくるのかもわからなかった」(イオ)


 イオと言えば、姉の紫雷美央もプロレスラー。よって次女と思われがちだが、実はもう1人、姉妹に長女がいる。つまり、美央が次女でイオが三女の3人姉妹。長女は現在は主婦であるが、自身のブログに、プロレスラーである妹たちのことを現在も記載している。ご興味のある方は、ぜひ探してご覧になって頂きたい。

 小学校6年生時に近所の教室で器械体操を開始。この経験が彼女の派手な空中殺法のベースになっているのは言うまでもない。だが、そのきっかけはというと、「教室に、好きな男の子が通っていたから」(イオ)と、なんともいじましく。因みに本人は、「ヒーローものなら赤ではなく、緑か黄色」というよりに、元々引っ込み思案な性格だった。プロレス入りも2007年1月、姉の美央が、インディー組織「MAKEHEN」の入門テストを受けるのに同行したもの。いざ行ってみると、イオもテストを受けさせられる破目に。これは「姉妹タッグで売り出したら面白いかも」という先方の思惑があった。ところがその日のテストの中心は「マット運動」。器械体操の心得あるイオはこれを難なくこなし、合格。結局、姉とともにデビューすることになる。ところが、プロレスに全く興味がなかったイオ。両肩をつけて3カウントを取るというメインルールも知らなかったという。見様見真似で始めたリング活動であった。

 当時は若さが売りで、舌を出したりのやんちゃなパフォーマンスが目立ったが、内容的にはなかなか成長出来ず失敗ばかり。泣くところをどうしても観られたくなく、自宅の風呂場でシャワーを浴びながら、ようやく涙を流したという。リングサイドに常駐していたカメラマンからは、「楽しんでやってるだけならアマチュアじゃね?」と言われ、ショックでその夜、高熱を出したという逸話も。

 そんな彼女が、結果的には2015年から2017年、女子プロレス大賞(東京スポーツ制定「プロレス大賞」女子部門MVP)を3年連続で受賞してしまうのだから世の中はわからない。2015年の初受賞の際には、「この喜びを、誰に伝えたいですか?」と問われ、こう答えている。「3年半前の自分です」

3年半前、2012年5月に……。


 自身の成長とプロレスへ本腰を入れるため、2012年3月4日、スターダムに正式所属したイオ。だが、同年5月のメキシコ遠征からの帰国時、絵画に乾燥大麻を隠して密輸しようとした疑いで逮捕されてしまう。絵画は現地の人物からプレゼントされた物だった。無罪を主張するイオ。20日間以上拘留され、留置所内では刑務官から、マリファナの葉をデザインしたジャージを着させられそうになる嫌がらせも。ようやく外に出ると、さらに驚く。自分の事件が世間に大きく報道されていた。ショックから立ち直れぬイオ。廃業覚悟で、拘留中の試合欠場でも迷惑をかけたスターダムの小川宏代表に電話をかける。「悪いことしてないんでしょ?それは俺もわかってるから大丈夫だよ」返って来たのは、温かい言葉だった。

 この事件は、イオに嫌がらせをしようとしたレスラーの悪だくみで、要するに冤罪だったが、傷心は治まらず。7月22日のスターダムの大会でリング復帰し、「一から出直す」と謝罪の挨拶も、涙で言葉にならず。そこに現れたのが高橋奈苗だ。強烈な張り手を見舞うと、「一から出直すって言ってるなら泣くな!(ファンに)皆さんが認めるならリングに上げてあげたいと思います!」と厳しくも熱いエール。さらにイオを喜ばせたのが、ファンたちだった。謝罪の挨拶を終え、「どうしようか迷った末」(イオ)、いつも通りグッズ売り場に立つと、欠場前と変わらぬ列が出来たのだった。お馴染みの顔ぶれに、「お帰り」「待ってたよ」と声をかけられ、「今まで以上にプロレスに邁進して行く気持ちになった」イオであった。

「久々に(イオと)戦ったら、重くなってた(笑)」(紫雷美央)


 以降も紆余曲折ありながら、プロレスに全身全霊を傾け、そしてスターダムを守り続けたイオ。2015年2月には同団体で、世間を震撼させた「世IV虎vs安川惡斗」の喧嘩マッチでは、終了後、マイクで会場を締めることに。レフェリーの和田京平が「お前が締めろ」と命じたのだった。「必ずこのお詫びを払拭させるようなプロレスを毎月お送りしていくことをお約束します」としたイオだった。同じ月には、実姉の美央とも一騎打ち。イオのスターダム入りで袂を分かった2人だが、再びの邂逅と死闘に、「最後に救ってくれるのはプロレスだなって」とのコメントを残したイオであった。

 WWE入りが濃厚とされるイオ。スターダムからは既に昨年、宝城カイリがWWE入りしているが、イオは同年6月に出した自著で、カイリについて、以下のように述べている。

「宝城カイリは運命の相手。これからも試合をして行きたいし、その舞台は世界のどこであってもいい」(『覚悟~「天空の逸女」紫雷イオ自伝~』より)

 その夢の実現を楽しみにしたい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

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  • っても元ノサワのオンナだろw

    ID:7185895 [通報]
    (2018/6/4 15:05)
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  • 華名、イオ、カイリ
    全女の遺伝子も、LLPWの遺伝子も、JWPの遺伝子も感じない。
    ネアンデルタール人が消え、ホモサピエンスが現れた感じ。
    山田・豊田対関西・尾崎のWWWAタッグ戦を観て寝ようっと。

    ID:2107967 [通報]
    (2018/6/5 23:42)
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  • 老人は永眠して、どうぞ

    ID:7226264 [通報]
    (2018/6/6 14:17)
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  • グッバイ、アーンド、グッナイ!

    ID:2107967 [通報]
    (2018/6/6 23:20)
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  • NXTチャンピオンまでは既定路線だよなあ
    アンダーテイカーやNBKがパフォーマンスセンターで紫雷イオを見て感心したって噂もあるぐらいだし

    ID:6900541 [通報]
    (2018/6/11 23:11)
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  • イオもアスカもカイリも日本の女子プロレス出身。
    WWEは優秀な人材を世界中からスカウトすれば良いのだから楽ですよね。
    だからこそ、供給源が潰れないで、また次の優秀な人材を育成してくれるようにフォローしないと。
    自社育成するよりリスクもコストも低く済む。

    ID:7519711 [通報]
    (2018/7/4 3:03)
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