2018/3/6 16:41

青春する「アクトレス・ガールズBeginning」【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

閲覧数:2768

青春する「アクトレス・ガールズBeginning」【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
5.0
最新のコメントに移動

男子プロレスの多くが師匠、そのまた師匠とルーツをたどれば力道山率いる日本プロレスに行くつくように、女子プロレスの多くは全日本女子プロレスに行きつくだろう。しかし中にはそれ以外の場所から湧き出てくる傍流のグループもいる。「アクトレス・ガールズBeginning」はそんなグループの一つといえる。

当初は本業・女優によるプロレスイベントを打ち出し、いまもコンセプト自体は変わらぬものの、回を重ねるごとにプロレスとしてのクオリティーを上げ、トップ選手は既存の女子プロレス団体にもゲスト参戦。2017年7月30日には安納サオリがPOP王座を戴冠。

そんな中、アクトレスガール主催興行「Beginning ACT27」が2018年1月25日、東京・新木場1stRINGで行われた。

メインイベントは万喜なつみ&Sareee組vs高瀬みゆき&関口翔組戦。

1995年7月19日生まれの万喜は元ジュニアアイドルで、2015年5月31日にプロデビュー。用紙の愛らしさもさることながら、バトントワリングで培った柔軟技、特に側宙は見るものをひきつけるBeginningエース格の一人。

タッグを組む1996年3月31日生まれのSareeeはワールド女子プロレス・ディアナにおける2011年4月17日、対里村明衣子戦でプロデビューした若手レスラー。童顔な容姿とセンスからデビュー前から期待されるも、所属団体の小ささ、はたまたお家事情による移籍劇などもあり、やや伸び悩み。

けしてプロレスラーとして恵まれた環境にいる両者ではないが「同学年仲良しタッグ」では生き生きとした表情でのびやかにファイト。聞けばSareeeの移籍もあったため、約1年ぶりのタッグ結成だという仲良しタッグ。150センチ台の身長。ショートカット。ボーイッシュとも取れる引き締まった体。似ているところを挙げればきりないが、息の合いっぷりと言い、1年寝かせていたのが嘘のようだし、本当だとして、なんともったいないというファイトっぷり。

対するのはバンテリンのヒジサポーターをともに愛用する、2017年1月15日デビューの高瀬と3月デビューの関口によるチームバンテリン。体格に勝る2人は力強く試合を進め、これまたキャリア1年強と思えない試合を展開。どこに出しても拍手が巻き起こせる熱いプロレスで熱狂させた。自団体では大ベテランに囲まれるSareeeも、同年代が多い「アクトレス・ガールズBeginning」参戦は大いに刺激になるだろう。

プロレスというのはなかなかどうして特異な競技で、身体能力の高さ以外でも飛び級が可能。

全体的には独特のゆるさ、手作り感が漂っていた「アクトレス・ガールズBeginning」。例えれば女子高の学園祭のような雰囲気だ。女子プロレスという街道を正面突破する2人ではないのかもしれないが、なにかを巻き起こす予感をひしひし感じた。そんな予感とうねりを彼女たちは「青春」と表現した。

例えば20代で野球やサッカーを始めた人がプロ野球選手やJリーガー、それもトップ選手になる可能性は限りなく低いだろう。ただしプロレスは面白いほどに特異な競技で、プロレスなら培ったものを生かしての飛び級が可能だ。青春という季節の力で女子プロレス、プロレス、ひいてはエンタメすべてを巻き込めるよう、大きく大きく期待したい。



この記事を書いたライター: 漁師JJ

コメント

最新のコメントに移動
  • まなせゆうなは出てないの?好きだなあのムチムチボディ。

    ID:6839649 [通報]
    (2018/4/2 20:03)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


おすすめ記事

新しいコメントを投稿する

 [PCから画像ファイルをアップロード]

関連付けられたタグ

なし
[タグを付ける]

<< 一覧に戻る

プロレスが好きな人はフォロー!
「ぼくらのプロレス」ならではの情報をお届けします。