2017/12/24 12:06

えっ?デビュー戦が、三沢&田上組!? 橋をリアルにムチ打つ秋山!貴重な場面続出!「クリスマス・イブとプロレス」特集!

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えっ?デビュー戦が、三沢&田上組!? 橋をリアルにムチ打つ秋山!貴重な場面続出!「クリスマス・イブとプロレス」特集!
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12月25日、新宿FACEにて、NOAHのクリスマス興行復活!


 3年ぶりに朗報が届いた。2014年以来、行われていなかったNOAHのクリスマス興行が本年、復活するのだ。以前の恒例通り、24日のクリスマス・イブ当日の開催でないのは残念だが、そもそも、年の瀬ゆえ、その開催自体が今でも珍しいクリスマス興行。それゆえ、各団体、ユニークなアプローチが目立つ大会となっている。

 今回の当欄は、この「クリスマスイブのプロレス興行」について特集したい。

「こんばんは、タナサンタです」(棚橋・2006年)


 先ずは新日本プロレスだが、年の瀬の興行と言えば、1989年より後楽園ホールで行われる「夢☆勝ちます」が有名。若手によるチャレンジ・マッチ的な意味合いが強い大会だが、クリスマスイブ当日に行われた例はなく。そんな中、イブ当日に別趣向で行われた貴重な大会が、2006年、その名も、「Battle X'mas!!」。2部構成で行われ、棚橋がサンタのコスプレをし開会宣言をすると、1部はそのままお祭りムード。ライガーとミラノコレクションA.T.が、全身、猫のコスプレのC.T.U CATS-THUNDER TAMA、C.T.U CATS-MIKE ATとして登場。口癖が「ニャー」なだけでなく、試合自体もほとんど猫的な動きに終始する、ある意味省エネ殺法。結局、タイガーマスクとX'masタイガー(高橋裕二郎)に、猫じゃらしで翻弄され、8分足らずで完敗した。また、邪道と外道は、ロックバンド、KISSのメイクを真似た「C.T.U KISS-JISS&GESS」で登場。ギター片手に、田口&井上亘組に勝利したが、2人も従来の坊主頭には、特に装いをほどこさず、似ていたかどうかはやや疑問であった。そんな中、2部では乱入宜しく鈴木みのるが登場。翌年1月4日に一騎打ちを行う予定の永田が敬礼で応えると、その頭にペットボトルの水をぶっかけ、「日本のプロレスで、初めて死人が出る」とその死闘を予告。比較的緩いムードの中、張り詰めた空気を醸し、逆に強烈な印象を残したのはさすがだった。

「Battle X'mas!」という大会自体は、2006年12月24日以外にも行われているが、その場合、イブ当日じゃない部分も手伝って、それほどクリスマス仕様とはならないのが残念。ただ、1996年の「Battle X'mas!」(12月23日・後楽園ホール・昼、夜開催)では、夜の部で、「橋本真也のミニコンサート」があったとか。こちらはぜひ聞いてみたかった……。

 なお、その前年、吉本女子プロレス(Jd')が、まさに12月24日に旗揚げ。普段はディスコ・フロアとして使用する大阪ベイサイドジェニーを会場とし、名誉コミッショナーは桂三枝(現・文枝)、リングサイドには西川きよしも駆けつけ、ドキュメンタリー用のカメラも回るなど、親会社・吉本興業らしく、エンターテイメント色たっぷり。旗揚げの日付も、それを加味したものだったかも知れない。

「暇でモテないプロレスファンの諸君!」とは、かつて存在したエンタメ系プロレス「ハッスル」で、高田総統が常用した煽り文句だが、この言葉がもっとも効果的に使用されたのが、同団体が2004年に後楽園ホールで行ったクリスマス・イブ興行かも知れない。「ハッスル」側もこちらをよく飲みこみ、“インリン様”(インリン・オブ・ジョイトイ)が最後に登場。お立ち台に乗ると、「そんなに洗脳されたい?本当に洗脳しちゃうわよ!3、2、1、モンスター!」と、自身得意のM字開脚を披露。スキット通りなのだが、高田総統の、「君たち、いったい何を観に来たんだ……」という締めが身に染みた夜であった。

語り継ぐべき、NOAHのクリスマスイブ興行!


 そして、クリスマスイブ興行と言えば、やはりNOAH。本拠地であるディファ有明で2001年より毎年開催。ファン感謝デーの意味合いが強いが、それゆえ通常では見られない、貴重な瞬間が続出。例えば、対戦カードは、選手が客席にカラーボールを投げ、それを受け取った客が改めて選手名の書いたクジを箱からひくという、ヤラセなしの公開抽選で決めることが通例だったが、これゆえ、2004年にはなんと三沢vs小橋が実現。しかも第1試合。10分1本勝負で時間切れ引き分けに終わったが、ファンにはまさしく堪らないクリスマスプレゼントだったことだろう。他にも小橋vs永源のタッグ対決では、小橋の連射チョップの度に永源が唾を出す、まさにプロ同士の迷場面が見られた(2005年)。

 おしなべて皆、仮装もするのだが、中でも秋山準がこの日限定のマスクマン、「Mr.クリスマス」に変身するのが語り草。実は最初の変身時(2001年)は、頭の傷を隠すためのものだった。なお、翌2002年より仮装したトナカイ役が登場。正体はやはりというか、橋誠。よくムチで叩かれていた。

 また、特筆すべきは2005年の大会。なんとこの日、4人の新人が同時デビューしたのだ(青木篤志、谷口周平、太田佳則、伊藤旭彦)。しかもカードは抽選で決まるため、青木、そして太田(後の太田一平)がタッグを組んでの相手は、なんと三沢&田上組!力の差があり過ぎ、三沢が思わず太田の救出に入る場面も。結果は11分20秒、太田が田上の喉輪落としに敗れたが、これは新人たちにとっての最高のクリスマスプレゼントだったことだろう。

 そして、NOAHのクリスマスイブ興行と言えば、なんといっても場内モニターで放送される、各選手出演のミニドラマ。地上波中継でも適宜放送されることが多かったのでご記憶の読者も多かろうが、三沢が金八先生風のカツラで演じる学園ドラマ、「3年N組 三八先生」(2003年)、仮装ヒーローもの「俺たち、ちょっともっこり 有明戦隊ノアレンジャー」(04年)など、忘れえぬ作品が多かった。因みに2006年は、「ミツゴロウとゆかいな仲間たち」が上映されたが、ラスト、各選手が同年のリバイバルヒットソング「明日があるさ」をリレー形式で歌う。その最後を締めるのが、当時、癌で長期欠場中だった小橋建太!粋な演出に、会場では涙ぐむファンが続出。小橋は翌2007年12月2日、感動の復帰を果たしたのだった。

長州が初のメイン登場で照れを隠す、貴重な写真も放映!(12月24日「反骨のプロレス魂」)


 因みに今年の12月24日には、19時より、BSフジにて、天龍、長州、小林邦昭を中心としたプロレス・ドキュメンタリー「反骨のプロレス魂」も放映。長州の「かませ犬発言」をする前日の葛藤、天龍が鶴田のパワーボムを食った時の意外な気持ち(愛娘・紋奈さんの結婚式の模様も!)、そして、小林邦昭が、今まで表に見せることのなかった大きな傷を見せ、その傷の中にあったドラマを語る(※手前味噌だが、筆者も監修に携わらせて頂いた)。昭和のプロレスファンには、こちらもぜひお勧めしたい。

 今年も残すところ10日を切った。掉尾を飾るリングの激闘を、楽しみにしたい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

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  • 個人的に今年ノアはデイファでディファ有明ラストクリスマス大会してほしかったな。ディファは来年閉鎖するからちょうどよかったかなと。

    ID:653816 [通報]
    (2017/12/24 23:21)
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  • 12/25はディファがアーティストが先に押さえていたから、仕方なくFACEになったんですかね。

    ID:4064620 [通報]
    (2017/12/26 15:36)
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  • 今調べたら、24.25と音楽イベントがあった。せっかくだから来年からも新宿FACEで楽しいクリスマス大会を是非恒例化を。あとディファ最後の日は是非ノアとこけら落としをした全日にはディファ最後の興行を開催して欲しい。

    ID:653816 [通報]
    (2017/12/27 3:10)
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  • 斎藤彰俊の桁違いの爆笑プロレスは最高だったな。

    今年も大爆笑だったらしいね。

    ID:6033639 [通報]
    (2018/1/4 23:06)
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