2017/3/19 12:22

えっ? 5位がケンドー・カシン? 1位が三沢で2位がフレアーって、何の順位!?「プロレス総選挙」ヒット記念! プロレスラー・各種ランキング特集!

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えっ? 5位がケンドー・カシン? 1位が三沢で2位がフレアーって、何の順位!?「プロレス総選挙」ヒット記念! プロレスラー・各種ランキング特集!
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「スゴイと思うプロレスラー」、長州、小橋を押しのけ、ライガーが8位!


プロレス界に明るいニュースが入った。さる3月12日の深夜、テレビ朝日にて放送された特番、「現役・OBレスラー200人&ファン1万人がガチで投票!『プロレス総選挙』」が、深夜帯の放送ながら、4.8%の視聴率を記録したのだ。野球の延長により、放送開始時間が、本来の20時58分から、3時間8分も遅れた0時6分になってしまったことを加味すれば、かなり健闘した数字と言っていいのでは? 大物レスラーたちの登場や、むやみにバラエティ的要素を入れない誠実な番組作りはもちろん、わけても興味をひいたのは、やはり、「あなたがスゴイと思うプロレスラーは誰?」というアンケートの結果、つまりは「総選挙」のランキングそのものだったろう。

とはいえ、その順位に、一部では喧々諤々。それは、この手の企画には避けられぬことでもあろう。

そこで、今回の当欄は、プロレスラーを的にした、過去のこの手のランキングをピックアップ。その差異にも着目し、併せて同番組の魅力も表出したい。

「週刊ゴング」最後の人気投票で、棚橋が初登場(03年 18位)


その昔、ファンによる人気投票ベスト10が毎号載る、「ビッグレスラー」(後に「ザ・レスラー」に改題)という雑誌があった。猪木は1位でも、馬場は9位など、下位に甘んじていたのが懐かしい。そして、その猪木も、80年代前半に上り調子だった藤波や長州に1位を奪われることが。それは、“人気投票”ゆえのことだった。格によらない、純粋なランキングだったとも言えるが、それゆえ、残酷だったとも言える。

同じく、人気投票ランキングを毎年行っていたのが、今は懐かしい「週刊ゴング」。「あなたの好きなレスラーに一票を」という謳い文句だったが、参考までに、最後のランキングとなった03年度(※02年の人気を反映)の順位を一部見てみよう。

【日本人部門】1.武藤、2.蝶野、3.小島、4.小橋、5.CIMA

【外人部門】1.ボブ・サップ、2.ドン・フライ、3.太陽ケア、4.ザ・ロック、5.スコット・ノートン

武藤はこの年までで8連覇だったが、実は前年の日本人ランキングも1~4位までは一緒であり、5位にケンドー・カシンが。これまた人気投票ゆえ、投票する側(読者)が変わらなければ、本人の好不調をそれほどは反映しないことに注目したい。また、評価というよりは、好き、嫌いの判断であるため、ビジュアルの良し悪しの影響を感じる部分も。(因みに三沢は9位。前年も12位であり、ここは少々不思議なところだ。新日本寄りだった「ゴング」らしさだったかも知れない)

こういった意味では、「あなたがスゴイと思うプロレスラーは誰?」という広義的なアンケートを施した今回の総選挙は、プロレスそのものの魅力に、より沿ったものだったと言えないだろうか。

ちなみに、前述の「ゴング」投票の外人部門のサップは、この年に初登場1位。2位がフライであることも、当時はプロレスを凌駕する勢いだった総合格闘技の影響を見て取れよう。

最強レスラー、6位はアンドレ!(「プロレス最強は誰だ?」・竹書房より)


現在も刊行され続けているプロレス専門誌の雄「週刊プロレス」は、毎年、MVP、ベストマッチなどの部門で、「プロレスグランプリ」なる投票を敢行。(因みに昨年のグランプリは内藤。)投票の趣旨からしても、並べればプロレス史を物語るものになる。

しかし、それはその時点での評価であり、言うまでもなく、今回の総選挙のように、オールタイムに照らし合わされてはいない。では、そういったスパンでプロレスラーをランキング化したものがあるのかと言えば、他にどういったものがあるのだろうか。

古くは、「プロレスなんでもベストテン」(ピラニア山口著・広済堂・85年)という本がある。プロレスラーを、それこそなんでもランキングしたものだが、出だしが「ノッポレスラー・ベスト10」、「デブレスラー・ベスト10」となっているのは、いかにもこの手の本らしい。そちらにある「日本総合ベスト10」(一部)は、「1.猪木、2.長州、3鶴田、4.馬場、5.藤波」となっている。また、アブドーラ・ザ・ブッチャー著「プロレスを10倍楽しく見る方法」(ワニブックス・82年)は、「日本人最強ベスト20」(一部)として、「1.猪木、2.馬場、3鶴田、4.天龍、5.キラー・カーン」の名が挙げられている。とはいえ、(ブッチャーの本はゴーストライターによる筆である説が強いが、)どちらも著者の主観と言えばそれまで。

では、アンケートにより決められたオールタイム・レスラー・ランキングとなると、ここ5年では大きく言って2つある。一つは、「プロレス最強は誰だ?」(竹書房・12年)の巻末にある最強ランキング。「1.猪木、2.力道山、3三沢、4.小橋、5.馬場」となっている。4人の評論家が、査定要素を「攻撃力、受身、スタミナ、必殺技、闘魂、カリスマ性」に分け、それぞれ100点満点、計600満点で採点し、それを集計。スタミナでは鶴田(総合8位)が1位だったり、受身では1位が三沢で、2位がリック・フレアー(総合15位)なのが面白い。

もう一つは、朝日新聞がネット会員対象におこなった、「記憶に残る昭和の外人レスラー」投票(15年5月2日付)。昭和に限定なので、正しくはオールタイムではないが、「1.ブッチャー、2.デストロイヤー、3.ハンセン、4.ルー・テーズ、5.アンドレ」となっている。回答者は1378人と、「おお、多いな」と、当時は思ったのだが、今回の総選挙を見てみれば、回答者は、現役・OBレスラー200人とファン1万人。そのスケール感から言っても、より確度あるランキングだったと言っていいのではないだろうか。

ダイナマイト・キッド引退試合は、深夜0時半からの放送ながら、8.2%!(91年12月22日放送)


最後に、ランキングの大勢を、昭和、ないし90年代に活躍したレスラーが占めたことについても触れておきたい。実は、深夜帯にかかるプロレス特番で、高視聴率を記録したケースはもう一つあり、それは2003年1月4日の23時45分から2時間放送された、1・4ドームの即日放送の模様プラス、新日本・過去の名場面ベスト30ランキングであった。こちらの視聴率は驚きの平均8.8%。この時も、「やっぱり昔の方が面白い」という意見が出たし、それに現場が反発する動きがみてとれたが、今後もこの傾向は存続するだろうし、むしろこの昭和の遺産を、今に繋げて行く発想を持った方が良いのではないだろうか。今回だって、オカダや棚橋が上位に来ることで、改めて彼らを誇らしく思ったファンは多いはずだ。

その歴史をリスペクトしつつ、今のプロレスを照射出来るような今回のような好企画を、今後とも願ってやまない。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

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  • ジャンル別にするならば、自分にとって1番重要な要素は受けですね。
    僕的には全然受けずに、蹴りまくって、危険な角度で落としまくって勝つレスラーははっきり言ってしょっぱい。
    逆に相手のあらゆる技を受け続けたのだとしたら、例え丸め込みで勝ったとしても、「まぁあれだけ受けたんだからなあ」と納得してしまう。
    そんな中相手の攻撃を全て受けて、尚且つ説得力のあるフィニッシュで試合を組み立てていた四天王はやっぱり凄いと思う。
    だから今回のランキングで三沢選手が9位、小橋選手が13位は低すぎる。
    自分の予想(理想)的にはワンツーは順不同で三沢、小橋だったんですけどね。
    今回のランキングは面白かったですが、「やっぱりか」感は否めませんでした。
    それと紹介するべきVTRが間違えすぎ。
    小橋と三沢の死闘は?鶴田と天龍の抗争は?長州と藤波の抗争は?猪木の誰もが「死んだ」と思ったベイダーとの死闘は?
    って感じでしたね

    ID:3312169 [通報]
    (2017/3/21 23:41)
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  • 気持ち解るけど今の時代それ言うと叩かれて荒らし扱いされてしまうんですよね。
    自分も外国人天国全日本や新日本の武藤や橋本、蝶野とか大好きでした。新日本にも色々な外国人が参戦していてプロレスが楽しかったですね

    ID:2719110 [通報]
    (2017/3/29 0:55)
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