2017/3/11 15:06

車椅子宣告から不屈の復活!自己流のリハビリで復帰したあの選手!立ち上がれ、本間!頚椎損傷を克服したレスラーたち!

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車椅子宣告から不屈の復活!自己流のリハビリで復帰したあの選手!立ち上がれ、本間!頚椎損傷を克服したレスラーたち!
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兄貴分の真壁も痛め、欠場を余儀なくされた頸椎損傷(10年11月)


さる3月3日、新日本プロレスの沖縄大会で、本間朋晃が頸椎を損傷。即刻、入院の運びとなり、欠場を続けている。正式な病名は、「中心性脊髄損傷」。元・阪神タイガースの赤星憲広選手の引退の引き金にもなった病気で、呼吸困難を起こし死亡するケースもある。幸い、本間の容態に関しては、命に別状なく、会話も出来る状態との報道だ。

今回はこの、頸椎損傷を克服したレスラーたちについて語り、本間へのエールと致したい。

鈴木みのるも、約7か月の欠場を(頚椎椎間板ヘルニア:1996~7年)


頸椎とは、平たく言えば背骨(脊椎)の上部部分(首部分)であり、プロレスで言えば、ここが柔らかく曲げられることでブリッジは完成する。しかし、その可動域は、特に年を経ると衰えてくる。選手がベテランになると、ブリッジをしなくなりがちとなるのは、これが原因である。

ただ、頸椎損傷と言っても事例によりそれぞれ。レスラーにとって首は何よりも重要な部位であり、よって、その鍛錬も欠かさない。なので、突然の発症ではなく、ダメージの蓄積から頸椎に異変が生じ、ドクター・ストップがかかる場合も多い。

この代表例が天山広吉だ。09年夏、自身の「G1」通算50勝をかけて同大会に臨んだ天山だったが、開幕2戦目にちょうど抗争中だった飯塚高史のパイルドライバーを食らい(しかも試合後)、右肩を負傷。決まり方がえぐく、新日本に、「飯塚は天山を殺す気か」との抗議電話が来たことは伝説化している。この負傷箇所をかばい「G1」を完走したことで、もともと調子の悪かった首が悪化。脊椎後縦靱帯骨化症という、脊椎の靱帯が硬い骨になって神経を圧迫する難病と診断された(因みに、天山の実母もこの病気になっている)。手足は麻痺。天山とはともにバッファロー・スリーパーを開発した、“猛妻”でもある奥さんまでもが、「あんまり苦しいなら、もうプロレスにこだわらなくていいんじゃない?」と提言するほどであった。

結局、手術に賭けた天山。首の後ろを切開するため、95年の凱旋帰国以来のトレードマークである後ろ髪も、切らざるをえなかった、ただ、手術まで4つの病院を転々としたが、最終的にたどり着いたのが、脊髄手術では世界的権威であるSクリニック。術後3日目には、もう病院内を歩行出来るまでに。しかし、手の麻痺は残り、しばらくは、歯磨きも、顔を洗うことも出来なかったという。1年後の復帰の場に選んだのは、若手主体の興行「NEVER」(10年11月18日・新木場1stリング・vsアントーニオ本多)。「いきなり本隊合流など、おこがましい」という天山らしい決意だった。勝利を収め号泣した天山が帰宅すると、これまた嗚咽で出迎える、妻の姿があった。

生来の努力好きで、自己流克服!


“不屈の闘志”とはよく使われる表現だが、アニマル浜口ほどその言葉が似合う男も、そうはいないだろう。御年69歳。周知の通り、現在も燃え続けている。その浜口も、頸椎損傷で、医師から「再起不能」と言われたことが。85年10月、愛知県江南市のタッグマッチでジャンボ鶴田のブレーンバスターを食らった瞬間、首から下の感覚がなくなった。下半身はなんとか戻ったが、右上半身は麻痺状態。ボールを投げることも出来なかった。医者から「プロレスは無理」と宣告された。しかし、浜口は諦めなかった。自身で医学書はもちろん、気功の本まで読み漁り、自己流のリハビリを開始。ハンマーを持って、振ることから始まり、徐々にダンベル運動へ。持ち上がらなかったが、動かない箇所に、無理しないレベルで負荷をかけていくことで、体の感覚を取り戻して行った。

終わってみれば、わずか3ヵ月後に復帰。5か月後、86年3月13日の日本武道館大会ではシングルを戦い、負けはしたものの、解説のジャイアント馬場は、手合わせしていないゴング前より浜口を絶賛。「今日の浜口の気迫は凄いですよ」。試合後には、「負けはしたけれど、今日の浜口の闘志は素晴らしかった。あれを全選手に見習わせたい」と、賛辞を惜しまなかった。相手は他でもない、ジャンボ鶴田だった。

「いつまでも待っててやるから、完璧に治してこいって。また夢の続きだよ」(真壁・3月6日)


最後に、本間と同じ「中心性脊髄損傷」から復活した選手を。中西学は、11年6月、ジャーマン・スープレックスを食らった際、頸椎を損傷。同病名と診断された。当時、医師から言われたのは、絶望的な一言だった。「寝たきりもあり得る。良くて車椅子」。実際、最初は、足の指先しか動かせなかった。左手の指が動くまでに1週間、右手の指が動くようになるまでは、実に1か月を要した。ご存知の通り、この中西も、12年10月に復帰を果たした。

手で物を握ったり、肘を上げたり、下肢にも動きが見られるなど、現在、回復傾向のある本間。中西からの本間へのエールを付記したい。「レスラーは必ず奇跡を起こせます」。

本間の復帰を、信じて待ちたい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

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  • 中西が復帰する時に「現実を見ずに頑張った」というような言葉を発してたのが胸に残っている。もう無理だと言われても立ち上がり奇跡を起こすレスラーを見て途方もない勇気を貰える。
    本間も頑張ってくれ!レスラーは奇跡も起こせるはずだ!

    ID:1091830 [通報]
    (2017/3/11 17:48)
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  • 本間だけの問題じゃなくてプロレス全体の問題。
    三沢さんなんかガウンが触れるだけで激痛が走ったこともあるらしい。
    本間も蓄積されたダメージがあったのではないか。
    斎藤や邪道が一番心を痛めているんだろうけど技をかけた人間が悪いわけではない。


    ショーの要素を強くしてWWEのようにするか、それとも強さも見せるのか?
    第三世代でも永田、小島は動けているけど中西、天山は怪我の影響かあまり動けていない。
    だからと言ってWWEに近づけば近づくほど興味は薄れる人も多いと思う。

    ID:2443905 [通報]
    (2017/3/11 22:50)
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  • 今の新日本を見渡すと、正直、マイケル・エルガンの出す技は危険すぎると思う。
    いくらレスラーといえども、彼の技を十分な受け身なしに受けたら、本間のように大けがする選手も出てくるのではないか・・・!?
    フロントは少し自制させることが必要ではないか・・・。

    ID:2526199 [通報]
    (2017/3/12 1:33)
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  • 真壁の言った通りまだまだ夢の続き

    必ず帰ってきて欲しい

    ID:2804232 [通報]
    (2017/3/13 15:08)
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  • エルガンのどこが良いんだか、全く解らない・・
    パワーファイタースタイルなんだろうが、小さな身長で、ボム系の技を頭からバンバン叩き付けるし、グランド出来ないし。 ノートン ヘルナンデス ホーム みたいな身長が有るならまだしも、なんか昔のミゼットレスラーみたい。

    投稿者:anton(ID:862519) [通報]
    (2017/3/29 18:31)
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