2017/3/9 12:59

2人の王者がエントリーされなかったNEW JAPAN CUP。閉ざされたのは各王者に与えられるべきチャンス

閲覧数:2885

4.8
最新のコメントに移動

2017年のNEW JAPAN CUP出場メンバー及び、1回戦の組み合わせが発表された。
エントリーされたメンバーで目立ったのは、40代後半の選手の中で唯一正式に出場を果たした鈴木みのる。
そして寂しさを感じさせたのは第三世代全員がエントリーされなかったことだ。
2017年3月3日、沖縄大会で負傷し、欠場となった本間朋晃の代理として永田裕志が緊急参戦することになったものの、当初の構想に入っていなかったことも事実だ。

さらにIWGPインターコンチネンタル王者、NEVER無差別級王者でありながらNEW JAPAN CUPにエントリーを希望していた内藤哲也と後藤洋央紀の不出場となったことが非常に残念であった。
現在の新日本プロレスは確かにIWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座、NEVER無差別級王座の3大王座を軸にしたストーリーが平行して進行しており、ビッグマッチではそれにIWGPジュニアヘビー級王座も加えることで王座戦を分散することに成功。
防衛戦の少なさがベルトの価値を向上させることにも繋がっているようにも見える。

2017年に入っても新日本プロレスは選手過多の状態が続いており、1月と2月中旬までのシリーズから姿を消していたBULLET CLUBが合流。
本隊、CHAOS、Los Ingobernables de Japon、鈴木軍を含め、様々なユニットが入り混じり群雄割拠な時代を迎えている。
現在のシステムは挑戦可能なベルトが3本存在するという点で、より多くの選手がスポットライトを浴び、成功へのチャンスを掴みやすい状況であると言える。
しかし、IWGPインターコンチネンタル、NEVER無差別級の両王者からすると現在のシステムは窮屈に感じてしまうのかもしれない。
それぞれの王座をめぐるストーリーが独立してしまったことから、事実上、IWGPインターコンチネンタル王座とNEVER無差別級王座を腰に巻いている間は、IWGPヘビー級王座に挑戦することが出来ないということになる。
実際、上記の王座を手にした状態でIWGPヘビー級王座に挑戦した選手はおらず、自身の保持しているベルトが足かせとなってIWGPヘビー級王座への挑戦を阻んでいるとも言える状況だ。

プロレスにおけるチャンピオンベルトというのはいわばテーマであり、そのテーマを如何に料理して自身の世界観を構築していくかという要素は否定しないし、中邑真輔や内藤哲也はIWGPインターコンチネンタル王座を、柴田勝頼はNEVER無差別級王座を利用して、IWGPヘビー級戦線に無い世界観を作り上げてきた。
中邑真輔に至っては棚橋弘至という挑戦者の力を借りる形ではあるが、東京ドームのメインイベントで選手権試合を実現するなど、既存の価値観の破壊にまで成功した。
だが、新日本プロレスの最高峰の王座がIWGPヘビー級王座であるのなら、IWGPインターコンチネンタル王者とNEVER無差別級王者の挑戦権も認められていいと思うのだ。
そして、NEW JAPAN CUPこそ絶好の機会であったはず。
結局、内藤哲也と後藤洋央紀は不出場となり、オカダ・カズチカと共にNEW JAPAN CUPの優勝者からの指名待ちという状況に陥ってしまった。

しかし、この状況をポジティブに捉えれば新しいドラマの幕開けとも呼べるのではとも思う。
NEW JAPAN CUPの優勝者は挑戦する王座を新日本プロレスの三大王座の中から選択することができるのだから、より魅力的な王者に挑戦したいと考えるはずだ。
NEW JAPAN CUPの出場者が優勝を目指してしのぎを削っている間、オカダ・カズチカ、内藤哲也、後藤洋央紀の3人もまた、優勝者から選ばれるためにテーマを発信し続けなければならない。
そんな間接的な闘争もまた、プロレスの魅力だと思う。

結果的に2017年のNEW JAPAN CUPに大きな改革は行われなかった。
そうであるならば「内藤哲也の言うとおりの変更を行えばよかった」と言われないくらい、ファンを楽しませるストーリーを見せてほしいと願うばかりである。

この記事を書いたライター: シンタロー

コメント

最新のコメントに移動
  • 内藤選手は2014.1.4にNEVER王者のときにIWGPヘビーに挑戦してますけどね…
    確かに当時は今ほどNEVERに価値を置いておらず、内藤選手もNEVER王者としてではなくG1覇者として挑んだ印象は強かったのも事実ですが

    ID:3197955 [通報]
    (2017/3/9 16:54)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


  • 内藤は常に何か発信してるけどやはり大きなライバルがいないと張り合いもないね。その点、オカダは良い相手だったのに。
    今年も良い意味で曲者が勝ち上がって引っ掻き回してくれる事を期待しよう

    ID:1091830 [通報]
    (2017/3/9 22:58)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


  • オカダが主役の大会、内藤が主役の大会と色分けしたいんでしょうね。会社として柱が二本あることは商売しやすいでしょう。2011年なんかは棚橋一本でビッグマッチをやっていたので、毎月防衛戦でV11まで行きました。
    その後中邑のインターコンチで一つの興行で二本立て。今は大会ごとでタイトルマッチを入れ替える形です。
    他団体からしたらなんと羨ましい状況だ!となるでしょうが、そろそろ既定路線からの脱却もありな気がします。

    ID:3205758 [通報]
    (2017/3/10 13:39)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


  • 後藤はインターコンチ王者のときにIWGPヘビーに挑戦してるし、内藤もNEVER王者のときにIWGPヘビーに挑戦してますよ

    ID:774955 [通報]
    (2017/3/10 22:19)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


  • 興行の為に防衛戦を分散させたいのか三冠はおろか二冠すらいない状況にいつも違和感を感じる

    別に決める必要は無いけど誰が一番強いのかわからないわ

    ID:3207333 [通報]
    (2017/3/10 22:43)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


  • こんなもん何が面白いの?

    G1一本にしろよ。

    ID:2635791 [通報]
    (2017/3/13 21:03)
    0 0
    賛成:0% / 反対:0%

    Loading...


おすすめ記事

新しいコメントを投稿する

 [PCから画像ファイルをアップロード]

関連付けられたタグ

なし
[タグを付ける]

<< 一覧に戻る

プロレスが好きな人はフォロー!
「ぼくらのプロレス」ならではの情報をお届けします。