2017/2/4 12:23

過去2回のみ披露の幻の技が炸裂!? ゴング前の嫌がらせに注目!? いよいよ決戦!オカダvs鈴木みのる特集!

閲覧数:3352

過去2回のみ披露の幻の技が炸裂!? ゴング前の嫌がらせに注目!? いよいよ決戦!オカダvs鈴木みのる特集!
5.0

2月5日、「北海きたえ~る」でのIWGP戦で激突!


「次は…ライオン狩りだ…」。今年1月5日夜の、鈴木みのるのTwitterへの投稿である。この言葉通り、同日、鈴木軍が新日本プロレスに再上陸。完全制圧を誓った。これを受け、2月5日には、早くもIWGPヘビー級選手権「オカダ・カズチカvs鈴木みのる」が行われる。

オカダが新日本入りしてから両者の対戦成績はオカダの2勝1敗であるものの、初遭遇は、オカダが新日本プロレス入りする前。2007年5月に、メキシコにおけるウルティモ・ドラゴン主催興行の8人タッグマッチで激突。(ミル・マスカラス、○ウルティモ、岡田かずちか、マルコ・コルレオーネvs高山善廣、鈴木みのる、SUWA●、ウルティモ・ゲレーロ)。この際、かなり圧倒されたことを既にオカダがスポーツ紙上で正直に告白。なにせ試合後のみのるのコメントが、「マスカラスなんてヘタレだな!さっき、『ゴメン、ゴメン』って言ってたぞ!」だったから、同試合での傍若無人ぶりがわかろうというもの。後述もするが、成長してもオカダには、みのるに特別な思いがあるようだ。

その歴史含め、今週末に迫って来た両者の一騎打ちの見所に、今回はスポットを当ててみたい。

2014年8月以来、約2年半ぶりの一騎打ちとなる両者。


先ず試合での見所となるのが、オカダが、奥の手を使うかどうかだ。2人のIWGP戦は、2013年5月の1回しか行われていないが、この際、オカダがみのるの片足を固めての、“ゴッチ式ツームストンパイルドライバー”を披露(その後、レインメーカーに繋げて勝利)。みのるのゴッチ式パイルドライバーを意識したことは明確で、オカダ自身、試合後、「あれは鈴木さんに、ちょっとスペシャルにやろうと」と吐露。さらに、「もう、やることはないでしょう」と封印を宣言した。ところが、2014年8月、G1クライマックス公式戦でみのると当たると、オカダは再びこの技を炸裂させ、結果的に完勝。完全に鈴木みのる用のフィニッシャーになっているのだ。その貴重さもあるが、みのるがこのまま手をこまねいているとも思えない。この技を巡る攻防が、一つのポイントになるのでは?

試合前にも注目したい。リングイン後、オカダがコーナーポストに上がって、何か呟きながらポージングするのは読者もよく知るところだろうが、みのるは過去の一騎打ちの際、そのオカダを、真横のロープサイドから覗き上げるようにニヤニヤと凝視。もちろんオカダの視界に入るようにである。実はコーナーポストでのオカダは、密かに、「俺はカッコいいだろ?俺が一番強いだろ?」と呟いていたりする。まあ、一種の自己暗示なのだが、みのるはその儀式に水を差しているわけだ。要するに、嫌がらせである。結果、今年のみのるの再上陸について、オカダの見解は、以下である。「いつまでたっても鈴木みのるというレスラーは嫌いだな、と」(1月6日)。そう、オカダは鈴木みのるが大嫌い。みのるの舌鋒の鋭さもその一因であるのは、言うまでもなかった。

2013年初頭より、鈴木軍と抗争開始。


2人の初の一騎打ちは同年2月5日に行われたが、これにオカダは完敗。試合後のみのるのコメントは、前年、(新日本プロレスにおいては珍しく)一気にトップへと駆け上がったオカダを充分に揶揄するものであった。「誰よりも高いドロップキックをやる、誰よりも歓声を受ける、それがプロレスか?違う。誰よりも強いのがプロレスだ。どんなに痛くても立ち上がるのがプロレスだ!これが俺の本音だ。アイツは一生俺には勝てない」。

前後して、オカダも、こと、みのる相手に関しては、感情をむき出しにして来た。代表的だったのがこの一騎打ちの2日前。前哨戦の6人タッグで外道がみのるにフォールをとられると、マイクを持って絶叫。「外道さんのかわりにな、俺が言ってやるぞ。CHAOSと鈴木軍?レベルが違うんだよ!」。さらにこの1か月後には、CHAOSをゴミ以下呼ばわりするみのるに再度マイクで反撃。「オイ、一言だけ言ってやる。……CHAOSにゴミ以下のヤツなんていねぇ!一流のレスラーの集まりなんだよ!」。オカダが自らマイクを持つこと自体が極めて珍しいだけに,みのるへの一種特別な憎悪が感じられた。

「死ぬかと思った」オメガ戦を乗り越えたオカダの強さは!?


そもそも、プロレス観が違っていたきらいがある両者。オカダはもともと金本浩二や田中稔の「ジュニア・スターズ」に憧れた。筆者が2年前にインタビューした際、こう言っていたのが忘れられない。「有名になりたいとかじゃない。強くなりたいとかじゃない。ただ単に、『プロレスラーになりたい』と思ったんですよね」。根源的にその魅力に取りつかれていたのだ。

対して鈴木みのるの視座は、こちらもこちらで明確。1983年6月2日、アントニオ猪木がハルク・ホーガンに、伝説の失神KOをした際、こう思ったという。「俺が猪木の仇を討つしかない」。ところが、その猪木(新日本プロレス)の元を離れ、1989年に、第二次UWF入りする際のみのるの言い分は、極めて意味深長なものだった。「猪木さんは、“プロとは魅せるものだ”って言うんですけど、俺は、プロって、アマチュアには出来ない技術を見せるものだと思ってるんです」。結果、第二次UWFに身を投じたみのる。こちらはこちらで、どこまでも強くなりたかったのだろう。

みのるの近年の新日本での名場面は幾つもあるが、私見では2012年10月の棚橋戦を挙げたい。この日、さんざん棚橋に足を攻められたみのる。だが、棚橋がスリングブレイド狙いでロープに飛ぶと、その棚橋をドロップキックで迎撃して見せた。同じような場面を見たのが、2013年の8月、G1でのオカダvsみのる。みのるに序盤から右腕を執拗に攻められながらも、試合終盤、オカダは同じ右腕で強烈なエルボー・スマッシュを見舞い、みのるを昏倒させてみせた。手前味噌で恐縮だが、筆者の中で、鈴木みのるとオカダが重なった瞬間だった。「G1に出てる人は、みんなどこかしら痛みがあるから。どんなハンディも言い訳にはならないですから」、そんな風に試合後、オカダはサラリと語った。

1月4日のケニー・オメガとの大死闘に続くIWGP防衛戦となるオカダ。みのるに向けて、こんな発言を残している。「今の僕は、なかなか強いですよ。他の団体でやっていたかもしれないけど、その2年間で新日本がここまで来たかっていうのを教えてやりたい」。

初シングルでは徹底的にコケにされたオカダ。その身につけた強さが、鈴木みのるにどう響き、そしてどんな結末を迎えるのか。心して待ちたい。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

    まだコメントはありません。

おすすめ記事

新しいコメントを投稿する

 [PCから画像ファイルをアップロード]

関連付けられたタグ

なし
[タグを付ける]

<< 一覧に戻る

プロレスが好きな人はフォロー!
「ぼくらのプロレス」ならではの情報をお届けします。