2016/10/11 10:26
タイガーマスクWデビューで、どうなる4代目タイガーマスク
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【14年ぶりのメディアミックスマスクマン誕生】
2016年10月10日の両国国技館大会で、
新たなるタイガーマスクであるタイガーマスクWがデビューした。
タイガーマスクWは同名のアニメの主人公が扮するマスクマンであり、
アニメとの相乗効果が期待されるところ。
また、新日本プロレスでメディアミックスによるマスクマンがデビューするのは、
2002年10月に、ゲームボーイアドバンス用ソフト『闘魂ヒート』とコラボした選手、
ヒート以来となる。
プロレスのアニメ化自体はブシロードが新日本プロレスの親会社となった当初から木谷高明社長が希望していたことであるし、深夜の放送とはいえ、録画技術がこれだけ普及した日本では、作品の出来次第で実際の視聴率には反映されない録画率が高まる可能性もある。
【タイガーマスクは共存できない】
話をリング上に戻すと、プロレスファンが気になるのは誰がタイガーマスクWとなるのか、そして4代目タイガーマスクの去就であると思う。
4代目タイガーマスクが、そのままタイガーマスクWとなればコスチュームチェンジを行うだけで済むが、現状のままでは話題性とインパクトに欠けてしまうだろう。
また、4代目タイガーマスクをタイガーマスクWとするならば、
少なくとも三ヶ月以上時間をかけて変身に向けたストーリーを走らせる必要があったはずだ。
こうなると4代目タイガーマスク以外の誰かがタイガーマスクWになる可能性が高いのだが、このケースでも現在のタイガーマスクのスタイルを続けることは難しいはずだ。
スーパーストロングマシンや魔界1号、2号のように同じデザインのマスクマンが複数存在することを前提としたキャラクターであれば共存も可能だと思うが、タイガーマスクというキャラクターは個で成立するキャラクター。
同じ団体のリングに毛色の似た二人のタイガーマスクが存在すれば、
ファンの混乱を招くだけである。
【不遇な4代目】
4代目タイガーマスクは初代タイガーマスクに師事してプロレスの世界に入っており、
1999年の1.4東京ドームでは初代タイガーマスクこと佐山聡がUFO陣営にいたこともあり、小川直也のセコンドについていた。
みちのくプロレスの所属として活動した後、
1年間の新日本プロレス参戦を経て正式に入団。
以降は退団の噂もなく新日本プロレス一筋でプロレスラーとして活動してきたが、
この間にタイガーの名がついたマスクマンが複数現れている。
佐山聡は弟子にお構いなく初代タイガーマスクとして現役で活動し、
ウルティモドラゴンは2代目ザ・タイガーに変身。
プロレスリング・ノアにはタイガーエンペラーが出現したし、
リアルジャパンプロレスには2代目スーパータイガーも存在する。
MMA選手のミノワマンも5代目タイガーマスクとしてデビューした。
その上、自身が所属している団体で新しいタイガーマスクが出てくるのだから、
4代目タイガーマスクは不遇としか言いようがない。
【虎は虎を殺すか】
4代目タイガーマスクはマスクマンとしての誇りを大切にしており、以前からマスクを脱いでまでプロレスを続ける気は無いと公言していた。
このことから4代目タイガーマスクが素顔になるとは思えず、
歴代虎戦士の中で最長期間をタイガーマスクとして活動してきた男が素直にキャラクターを譲るとも思えない。
そうなると4代目タイガーマスクとタイガーマスクWには戦う以外に残された道は無い。
奇しくもアニメ『タイガーマスクW』には、タイガー・ザ・ダークという
ライバルキャラクターが登場する。
筆者としては4代目タイガーマスクに、このタイガー・ザ・ダークのマスクを被ってほしい。
4代目タイガーマスクにはヒーローとしては非情な一面があり、ヒールレスラーに対してヒール以上に厳しい攻撃を加える姿から、黄色い悪魔と呼ばれることもある。
プロレスラー人生で一度くらいヒールターンがあってもいい。
タイガーマスクのキャラクターを奪われた先代のタイガーマスクがタイガー・ザ・ダークとしてタイガーマスクWの前に立ちふさがる。
そんな光景が見てみたい。
コメント
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名前を奪われた者が名前を奪ったものに立ちはだかる。
シンカラvsシンカラみたいで、いいですねぇ。
(2016/10/11 11:18)
しかもタイガーマスクWの正体が…
(2016/10/11 13:45)
Wはイベント的な立ち位置で、スポット参戦ではないかと思います。その中で普通に4thとWのトラトラタッグとかやりそうな気もしますが。要するに、四代目はそのままでWはスポット参戦かと。
(2016/10/11 15:51)
「黄色い悪魔」とか呼ばれてましたし、ヒールターンはアリですね!
新日の景気が上向いてから立ち位置が微妙なので、何とかもう一花咲かせてほしい選手ではあります。
(2016/10/11 22:33)
正直この試合タイガーマスクとライガーがそれぞれのキャラをやると思ってました。
(2016/10/12 15:56)
みちのくに戻るってのはないですか?
(2016/10/13 12:44)
どうなる四虎、そこの疑問提議が流石ですね。なんとか「個」を全面的に押し出して、日本有るべきプロレスのスタイルを見せて欲しいものです。と言ってみたけど、実際は今後どうなっていくんだろう。ここは敢えて静視して見守りたいと思います。
(2016/10/13 16:55)
Wはアニメとのタイアップで参戦もピンポイントみたいやから、そこまで引っ張らないんやない?中の人的にも所属はなさそうやし。あとはアニメの人気次第?アニメ終了と共にリングでマスクをとってタイトルマッチに挑戦表明とかないかな?
(2016/10/17 19:49)
ポテンシャルやコンディションはともかく4虎の試合はつまんない、雪崩式ダブルアームとタイガードライバー以外は見なくてもいいやってなる
今回はずされたのだって任せられないってことでしょ?
(2016/10/18 4:56)
外すも何も、想定からなかったんじゃない?アニメのキャラが登場するってのは初代と同じ考え方で、佐山の時もそうだけど、「アニメのような動きができる人間」ってのがポイントだろうから。そうなると、4虎は必然的にはずれてしまう。
(2016/10/18 10:31)
どうなるかは新日本か本人に聞いてこい!
(2016/10/24 21:57)
四代目はみちのくでTAKAやテイオーとやっていたような、ヤバイ殺気を放つ戦いをしなくなった。ていうか今の新日本でそれを望んでないのかもしれない。よっぽどリアルジャパンや全日本に上がってるスーパー・タイガーの方が、タイガーらしくなっている。ヤバイね。タイガースープレックスなんて今時やる人は珍しくないし、新日本飛び出してフリーになった方がいいんじゃない?タイガーの肖像権さえクリアすればだけど。全日本にはブラック・タイガーのまがい物が多いから、子供が喜ぶヒーローショーのようなマッチメイクになるよ。ふがいない野村や青柳に、グランドテクニックや打撃も指導してやってほしいしね。
(2016/12/4 16:35)
この人は絶対素顔で現役続けるつもりはなさそう。
(2017/1/5 5:35)