2016/9/27 8:52

今年もあと100日…「何もない」逸材の秋はどうなる?

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今年もあと100日…「何もない」逸材の秋はどうなる?
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新日本プロレスの秋の訪れを告げるシリーズ、「DESTRUCTION」も終わりました。真夏の祭典のボルテージをそのまま引きずるようなエネルギッシュな戦いがあり、鮮烈なインパクトを残す王座移動などもありましたが、密かに今シリーズ気になっていたのはエース・棚橋弘至選手の姿です。

かねてから悪くしていた肩の負傷で5月に戦線離脱、大阪城ホールでのタイトルマッチも棒に振って7月18日のG1 CLIMAX開幕戦から逆算しての休養とリハビリを経て復帰した棚橋選手。
その開幕戦はSANADA選手に出鼻を挫かれてしまい、最後のオカダ戦も最大の敵と目された「時間」に敗れるという結果に終わってしまいました。とは言うものの、最後まで優勝戦線を争ってリーグ戦を引っ張り、先述のオカダ戦以外にも細かい主導権の握り合いにさすがの巧さが光った石井戦などグッドマッチも数々残した今年のG1でした。

にも関わらず、他の選手がG1から展開する秋の戦いへ移っていく中で棚橋選手は一人取り残されたように「何もない」秋の始まりです。
組合せの都合等もありますが、主にタイトルマッチを戦ったエルガン選手とKUSHIDA選手のサポートに回る形の試合ばかりで、先述のSANADA選手と徹底的にやり合うでもなく、他の相手を見つけるでもなく、今一つ「棚橋選手の戦い」を集中して見せてもらえない印象で、それどころかどこか「空元気」のようにも感じてしまいます。

特に印象的だったのはコメントで、常にノーコメントでは帰らないと意識するとともに、常に自分のことを発信し続けてきた、言葉は悪いですが「俺が俺が」の代表格である棚橋選手。その棚橋選手が「何か言って戻らなきゃ」と絞り出すように口を開いたと思ったら「KUSHIDAが…」「BUSHIが…」「内藤が…」と自分以外のことについてしか語ることがない様子、リング上での出来事とさして脈絡のないどこか「心ここにあらず」のような言葉は正直直視し難いものもありました。
一部を抜粋しますが、
9.4桑名「シリーズの開幕戦って、昔から好きなんスよね。何か始まりそうな気がして。ただ、今、俺に関しては、何も始まってない。」
9.8新発田「2016年、すでに9月。欠場もあって、何も、何もない。スッカラカン。“貯金”も尽きましたよ。(略) 焦ることは決して悪いことじゃないっていうのを、俺が証明してみせますよ」
9.19滋賀「ずいぶん見ない間に、偉くなったなあ・・・、内藤。あ、しばらく見てるわ・・・」
9.20和歌山「耐えろ、耐えろ、耐えろ・・・」
9.21新居浜「2年ぶりの新居浜。なんか、地方会場を回ると、『また帰ってきます!』って言ってた自分のマイクアピールを思い出すんで・・・。こればっかりはね、自分で変えていくしかないですよ」

と、このように気持ちの部分にも通ずるコメントからもこれまでのようなエネルギーが消えてしまい、復帰して別人のようにカットの消えた肉体を目の当たりにした時以上に本当に心配な今シリーズの棚橋選手。最終戦・神戸大会でシリーズを締めくくったのは「今シリーズ、全力でやった。全力でやったけど、悔いが残るシリーズだった・・・」という言葉でした。

ただ、そんな中でもさすがと思ったのは、「元気がない」「空元気」という状態を一目見てファンに感じさせる、むしろそのような状態だからこそ空元気に見せることで何も言わずして自分の状態を伝えることができるというのが棚橋選手の上手いところで、積み上げてきたものとも言えます。「何も発信しない」のではなく、「空元気」の状態を発信し、「溜め」の期間に徹した今シリーズだったのでしょうか。
9.22広島大会では「2016年も、残り100日…」というような言葉もありましたが、その100日のさらに4日後を見据えて、棚橋選手の2016年はまだまだ終わらないと信じています。

この記事を書いたライター: Dr.マゼンダ

コメント

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  • まずサナダにリベンジでしょうね。
    大阪でそこをクリアーすればドームで内藤とインターコンチ。
    しかもファン投票でメイン奪取まで見えてくれば一発逆転でしょう!

    ID:1906493 [通報]
    (2016/9/27 12:40)
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