2016/9/21 8:41

“力”で変えなければならないリング上の景色・ファレが臨む「スペシャルシングルマッチ」

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“力”で変えなければならないリング上の景色・ファレが臨む「スペシャルシングルマッチ」
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ラインナップされた試合に対し、その意図を理解しながらレスラーたちがリング上で作り上げ、観客が盛り上がりを増幅させる…、というのが一般的なプロレスにおける好循環の例ですが、時にはそういった流れを力で断ち切り、自らに引き寄せなければならない状況もあります。

新日本プロレスの9.22広島サンプラザ大会のセミファイナルにエントリーされた試合は、「スペシャルシングルマッチ」オカダ・カズチカvsバッドラック・ファレ。
このカードを目の当たりにした時、違和感を表に出した声もどことなく聞こえましたが、話題は同じく発表された10.10両国国技館でのIWGPヘビー級選手権、オカダ選手vs丸藤選手の試合にさらわれた形にもなっています。意地悪な表現をすると、単なる「通過点」のようにも見えかねない今回のこのノンタイトルという設定です。

私たちファンが感じる違和感よりもっと忸怩たる思いをもってこの一戦を受け止めているかもしれないのが、当事者のファレ選手かもしれません。
G1 CLIMAXでは自身の他に二人の選手がオカダ選手に土をつけましたが、同門の石井選手はともかく丸藤選手にお鉢が回って自分は半ばG1での結果をまさに”清算”する「オカダ選手のための試合」とも言えるようなノンタイトル戦止まり。いくらオカダ選手の”必勝パターン”を無に帰すだけある巨体や一撃必殺で文字通りマットに沈める怪力を持ち合わせても、チャンピオンに短期間で二度も続けて勝たなければタイトル挑戦にこぎ着けられないというのも酷な話です。

決まってしまったものはもう自らの手で先述のように流れを持ってこなくてはいけませんが、幸いファレ選手自身も、「もし広島でも勝ったら、ニュージーでIWGP戦を開催して俺に挑戦させろ。それが俺の夢だ」と意外(?)にもポジティブに受け止めている様子。



こちらがそのニュージーランドでの大会ですが、ニュージーランドと言えばここのところROHでの活躍も聞こえてくるジェイ・ホワイト選手や今月デビューを飾ったヘナーレ選手など同郷の有望な若手選手がどんどん出てきています。その第一人者であるファレ選手、もちろん遅れをとるわけにはいきませんし、このあたりで大仕事を成し遂げてほしいという待望論も度々聞かれる中でのタイトル挑戦には至らなかった今回の広島での一戦。様々な思いはあるにせよ、とにかくもう一度オカダ選手を沈めるしかありません。

この試合の結果やその後の動向次第で状況が変わってくることは考えられますが、現時点ではノンタイトルと打たれたこの試合、ファレ選手にはもうひと頑張り見せてもらって久々に「力で状況を変えさせる・強引に認めさせる」瞬間というのを目の当たりにしたいとも思っています。

この記事を書いたライター: Dr.マゼンダ

コメント

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  • こういう歪みみたいなものがプロレスの状況を変えることがある。ファレには頑張って欲しい。

    ID:1091830 [通報]
    (2016/9/21 14:54)
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