2016/8/26 21:18

2016年の「J-CUP」 -”多様化時代”のジュニアの祭典-

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2016年の「J-CUP」 -”多様化時代”のジュニアの祭典-
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去る7月20日、8月21日に行われたジュニアヘビー級の祭典「SUPER J-CUP 2016」。2009年以来の開催となった今回は、国内はもとより世界中から選りすぐりのジュニア戦士16人を迎え行われました。

試合のほうは両日とも並行して開催されていた「G1 CLIMAX」に勝るとも劣らない熱戦が続き、個性満ちあふれる16選手各々の戦い、トーナメントという形式ではありますが15試合それぞれ毛色が異なるまさにフルコースとも言えるような好試合の連続を堪能させていただきました。

というようなことを承知の上で、私一人だけでは決してないと思われますが一つ感じたことがあります。
普段の試合以上にファンの皆さんの期待値も高く、その裏返しでしょうか、特に「エントリー選手、カードのラインナップ」への意見を表に出されている方がかなり多くいらっしゃったように感じられました。
そして蓋を開けると割と順当な試合結果が続き、決勝戦はIWGP・GHCの両チャンピオンの直接対決という「ガチガチ」の結果に「穴党」的なファンの方や、一夜にしてスターへと駆け上がるような過去の大会で見られたアップセットを期待されていた方々にはやや「しらけ具合」も感じられる、物足りない結末となったことと思います。
また、結果という点に関連すると戦前「過去のJ-CUPは団体毎に”強さ”を競う面があり盛り上がったが、時代が変わった今はどうフォーカスを当てるのか」というような趣旨の意見も見られました。

そのような点を踏まえてふと思ったのは、「「SUPER J-CUP」という興行は果たして今・2016年現在のプロレスにとって時代に即したものなのだろうか?」ということにどうしてもなってしまいます。
もっと言えば、「「THE SKY DIVING-J」のほうが今現在のプロレスには合っていないか・・・?」とも思うのです。
今から20年前、「J-CUP」の2nd STAGEが開催された翌年に行われた様々な団体のジュニアヘビー級タイトルマッチばかりを集めた興行…というなかば”言い伝え”のような形でしか存じ上げない私のような若輩が例に挙げるのを恐縮してしまうのは承知で提案させていただきたいのですが、この興行のスタイルを目にすればするほど「今やったらどうなるんだろう…」というワクワク感を或いは「J-CUP」以上に以前から感じていました。

実際に戦う選手の方々はもちろん「俺が一番だ」という思いを抱き、それを証明できる「J-CUP」のようなトーナメント戦はかき立てられるものがあることと思います。
ですが、ファンの立場からすると、今は様々な団体、様々なスタイルのプロレスがあり、それは観る側も同様に様々な価値観をもってプロレスを楽しんでいます。そしてそれを一様に比較するのは必ずしもリング上での直接的な対決ではないというのがある程度共通した意識として浸透していると思われます。
そんな今この時代に一堂に会した様々な団体・スタイルのプロレスで比べ合う、”勝負する”には、そのような形もアリではないのかな…と思わざるを得ません。
今回で言えば琉球ドラゴンプロレスから参戦したグルクンマスク選手は「普段の試合は沖縄で生観戦した方々にしか伝わらないが、こういう舞台で自分、ひいては琉球ドラゴンプロレスそのものを伝えることができる」という趣旨のコメントも残されています。
ならば尚更グルクン選手だけでなく「琉球ドラゴンプロレスの試合」そのものを持ってきてほしい、それが「あの団体の試合」「この団体の試合」と集まる形で「ジュニアの祭典」を作り上げる、というのも良いなと考えてしまうのです。
実際、8.21有明大会のカードにはそのような方向へ向いた意図が感じられるカードもありましたし、一夜限りのお祭り・打ち上げ花火としては「THE SKY DIVING-J」のような趣向の大会も観てみたいと切に思います。
今回「SUPER J-CUP」を開催した趣旨や様々な制約・しがらみ等を飛び越えた意見かもしれませんが、皆様は今回の「J-CUP」をどのようにお感じになったでしょうか。

この記事を書いたライター: Dr.マゼンダ

コメント

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  • 各界からの優勝予想でやたら拳王の名前が挙がっていたから、ゴリ押しで優勝させるのかもと思っていたのですが。
    GHCも取れず、フロントの信用あんまりないのかな。

    ID:1624289 [通報]
    (2016/8/26 22:57)
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  • SKY DIVING-Jって要はジュニア限定のALL TOGETHERなので、アタリ興行なのは間違いないですね。

    ただ、今回のワクワク感の無さは、ジュニア選手の個性が薄れてきているのも一因かなと。前にライガーがハーリー&レイスで「今の選手は、みんな飛べるし投げれるし優等生すぎる」と言っていたのを思い出しました。TAKAやハヤブサみたいに「総合力はよく解らんけど、とにかく凄いの持ってるぞ」みたいな選手って今回出なかったですよね。
    思い切って小仲ペールワンくらい出してもよかったかもしれませんね。

    ID:9644 [通報]
    (2016/8/27 0:21)
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  • 試合のレベルはとても高かったのですが、興行としては正直つまらなく、勿体ないような気がします…
    各団体の交流という本来の趣旨がどっかに行ってしまった感が否めません。新日本とノアの絡みなら今年のG1のようにスーパージュニアでもできますし。
    Eita選手がとても良かったので今後に期待。

    ID:488634 [通報]
    (2016/8/27 22:15)
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  • コメントありがとうございます。

    選手のスケール感や期待感の膨らみ方、「~優等生すぎる」という部分は確かに感じてしまいましたよね…。
    求められているものの多様さや、多くの団体があってそれを伝えるメディアの数も多いことで「未知の魅力」が生まれにくい土壌もある、というような事情もあるのかもしれません。
    次の機会へ向けては、今回のように団体ごとに枠を設けて…ということ以上に「この選手を大舞台で観たい」という声を拾い上げるような"選手単位"での選考も望みたいと思います。

    投稿者:Dr.マゼンダ(ID:303654) [通報]
    (2016/8/27 23:18)
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  • 素晴らしいアイデアだと思いますが、そういう事なら新日本がやらなくても、各団体で協力して、それをやれば良いと思います。新日本が主催する意味があまり無いというか。

    ID:1144401 [通報]
    (2016/8/28 6:41)
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  • 新日本だけ。それも背広組だけのパワーゲームに終わっちゃった。第1回ででぃれくションを務めたのライガーの手腕が改めて光った。

    DDTやW-1、大日本の新日本的ものに飲まれこまれまいとする勢力の不参加がその証拠。過去大会のように発掘要素があったなら九州からがばいじいちゃん、花鳥風月から勝村くらいは呼んでほしい。過去のJ-CUPにあったオールスター要素、まだ見ぬ先物買いの要素は、WWEクルーザートーナメントとみちのくふく面ワールドリーグに持ってかれちゃったよ。

    ID:1269242 [通報]
    (2016/8/28 21:33)
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  • 新日本が負けるというサプライズもないし、何にも面白くなかった。
    新日本が負ければまた次につながると思うんだけどね。

    ノアも石森が無名のインディーに負けるとかだといいんだけど、クシダに負けるんだもんなー。
    面白くも何にもない。

    ID:1642940 [通報]
    (2016/8/29 20:11)
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  • 金本、大谷、サスケ、ウルティモなど、90年代ファンが熱くなりそうな選手が特別枠で参戦してほしかった。トーナメントではない特別カードとかでもかまわなかったしね。

    ID:1227735 [通報]
    (2016/9/3 17:44)
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