2016/6/13 11:24

4団体繚乱「ローカルプロレス団体PVサミット」【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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4団体繚乱「ローカルプロレス団体PVサミット」【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
5.0

ニコプロ生放送 特番 「ローカルプロレス団体PVサミット」が6月4日に放送されました。

日本全国あまたの団体がある中、番組宛に「PV」を制作及び送付し、エントリーしたのは4団体。MCを務めるプロレスライター・鈴木健.txtさんいわく「多いか少ないかというと少ないでしょうね。大きく風呂敷を広げた我々の至らなさというべきか。もっと宣伝をすべきだったとか、あるいはいろんな団体さんに投げるとか。重々反省しております」と反省の弁。

手作り書籍「ローカルプロレスラー図鑑」で火のついたローカルプロレスにスポットを当てるべく立ち上げられた企画。しかし流れたユーザー意見から抜粋すると「ローカルすぎるとPVまで手が回らない」。「プロレスだけでも人件費とリソースが手一杯なだけにハードル高い」。「ニコプロで放送されるということが、あんまりメリットに感じられないんですかね」、「基本ローカルで活動してるから、地方に根付いてればいいわけだし」と需要と供給のニーズを合わせる難しさをを痛感するものが続々。その隙間を埋めるべく、自らの足で取材、許諾を取り「ローカルプロレスラー図鑑」を完成させた、たこ焼きマシンさんの熱量と労力に尊敬の念を新たにするのでありました。

さて、番組では公平を期すために、放送順も投票で決定。エントリー団体とともに紹介されます。
■1番3枠「スポルティーバ・エンターテイメント」(名古屋)
■2番4枠「ダブプロレス」(広島)
■3番2枠「シアタープロレス花鳥風月」(東京)
■4番1枠「みちのくプロレス」(東北)

「ローカル界のメジャー」「メジャー団体揃い」「おもてたんとちがう」「突拍子もないあれは……」と、まだ知らぬどインディーがみられると思ったファンは若干落胆。鈴木健.txtさんは「メジャーばっかりじゃねえか、という方々は普段どこを見てるんでしょうか(笑)」「新日本プロレスとか全日本プロレスが辞書にない方々なんでしょうかね」と笑顔でツッコミ。とはいえニコニコでチャンネルを持つスポルティーバ、定期中継されるみちのくはまだしも、ダブは2015年、24時間プロレス内での提供試合のみ。花鳥風月はほぼ絡みなしと、大いに期待を膨らませるのでありました。各団体提供のPVをざっと説明するとこんな感じ。

■スポルティーバ・エンターテイメント
2015年5月に行われた名古屋国際会議場、石田慎也&岩本煌史(スポルティーバ・エンターテイメント) VS 大谷晋二郎(プロレスリングZERO1)&彰人(DDTプロレスリング)を放送。プロモーション=試合そのものという意気込み。普段のスポルティーバ興行を求める声もありましたが、選手の質はメジャー=大谷選手と競えるものであることを伝えました。

■ダブプロレス
完全新撮の路上抗争(路上プロレス)から、VHSビデオを守り切りるというHAYATA選手を主人公にした短編ムービー。後半はVHSの中身という体のエフェクト付きプロモーション。もともと音楽と映像に強いだけに、強みを存分に発揮。HAYATA選手に絡んでいく拳剛選手も、ガラの悪いアンちゃん全開で配役バッチリ。8月28日に東京上陸を控えるだけに、力の入ったものとなりました。

■シアタープロレス花鳥風月
「先に言ってしまうと、映像ではなく画像でした。4月16日と17日の東京タワースタジオ大会の試合結果です」と、約40枚の写真をスライドショー形式で順々に紹介する常識に捉われない、しかしMCを困らせる方法を取ったのは、花鳥風月。流れる写真の中では知名度の低い選手とともに、ウルトラマンロビン、山本淳一(元光GENJI)、ドリー・ファンクJr.という爆撃弾が投下されます。

「写真に自信あり。写真なら団体の魅力を伝わるという意図が見えます」と鈴木さんが語れば、「いや、でもこういうの求めてた気がする」「ジャニーさん観てますか」、「時間に縛られないってのは賢い選択だったかも」、とのコメントも。

■みちのくプロレス
ご当地歌手であるunderpath!の歌う「みちのく魂」がエントリー。こちらは完全な音楽PVという趣旨通りっちゃ趣旨通りのセレクト。「みちのく魂」はみちのくプロレス公式テーマ曲ともなっており、試合映像、選手映像もたんまりと。団体サイドからの応募ではなく、歌手、みちのく再度の了承を取ったうえで映像ディレクターが応募してきたという逸話も、地域のつながりを感じてまたステキなものでありました。

4団体という選ばれし応募総数ではありましたが、期せずして4つとも別の色になりました。第1回ということで読めない空気、批判されるリスクがありながらも、制作、送付してきた4団体に大いに拍手。

「やってよかったなと思うのは、確実にダブプロレス関連の番組が(ニコプロで)流れるということ。やっていなければ、またあったとしても、まだ先になったでしょうから。団体のメリットになることをニコプロもやりたいでしょうし、団体を見続け、一人でも多くの人に良さを知ってもらいたいというファンの皆様にとってのメリットがあれば、第2回が行われるんじゃないかと思います」と鈴木さん。課題は残ったものの、この広い日本列島には、まだまだメジャーシーンとなっていないプロレスがあることを改めて実感する企画となったのではないでしょうか。

ではラストに、優勝したダブプロレス。そして「奥さんが撮ってるの使えば」とコメントが流れた『ドリー愛妻カメラで撮影された“動く花鳥風月”』を特別付録として紹介し、お別れしましょう。

「ダブプロレスTHE MOVIE」 Dory Funk Sings Sukiyaki Song in Japanese - Wrestling Fans Join Him

この記事を書いたライター: 漁師JJ

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