2016/4/12 9:17

1994年1月4日東京ドーム、アントニオ猪木VS天龍源一郎というミステリー【ぼくらのプロレス物語】

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1994年1月4日東京ドーム、アントニオ猪木VS天龍源一郎というミステリー【ぼくらのプロレス物語】
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1994年1月4日新日本プロレス・東京ドーム大会で行われたアントニオ猪木VS天龍源一郎戦は実に奥が深い。
謎が尽きないミステリー作品を見ているようだった。
序盤、不意に猪木は手四つ状態からノーモーション頭突きを仕掛けた。
あれも何故あんなことをしたのかと疑問が残る。
また猪木のチョークスリーパーで天龍が失神する。

天龍は長時間失神していたが、あれも疑問を思った。
猪木の独特な世界と魔性の流れを少しでも変えようとするための天龍のブラフだったのではないのかと。
違うかもしれないし、本当に失神したのかもしれない。
しかし、そう私が思うほどあの試合の猪木の魔性は冴え渡ってた。

天龍が失神している状態時に何故、レフェリーの服部はマイクを握ったのだろう。
あんなにセコンドの長州や馳は尋常じゃないテンションだったのだろう。
そして猪木はなぜチョークスリーパーを仕掛けたのか!?
前年(1993年)に総合格闘技UFCでケン・シャムロックやジェラルド・ゴルドーを秒殺で絞め落とし、当時格闘技界を震撼させたグレイシー柔術を意識したのか!?

この試合で猪木は天龍の指を折っている。
猪木は天龍に腕十字をかけたが、エスケープされるが、その時に指を折り締め続けた。
天龍は何をされるかわからないという恐怖と戦っていた。
天龍は猪木に勝った。
しかし、試合後も謎が残る出来事があった。

試合後の謎。
長州が泣いていた。
猪木も泣いていた。
天龍はどこまでも謙虚で猪木に深々と頭を下げて、「もう一度俺と戦ってください」と叫ぶ。
馳は何故か猪木に張り手を見舞う。
猪木の恒例の「1,2,3,ダー!」に天龍率いるWARも参加。
どれもこれも謎である。
その謎解きもプロレスの醍醐味だったりするのである。

猪木VS天龍はこの大会のメインイベント後の特別試合として行われた。
試合に勝利した天龍は「馬場・猪木に勝った唯一の日本人レスラー」となった。
あれから22年が経つ。
猪木も天龍も引退した。
だが、この試合のミステリーは今後も語り継がれていくだろう。

私はこの試合とは猪木から天龍へのクイズを出題しているかのようなプロレスだったと考える。

出題者猪木は解答者の天龍にこの場合はどう対処するのかというのを攻撃や受けを通じて問題を出し、天龍が返すことによって回答していったという極めて稀なプロレスだった。

猪木戦、さらに大仁田厚との電流爆破など幅広くこなす天龍はこの頃からミスタープロレスと呼ばれるようになる。
私は猪木戦を乗り越えたことにより、天龍はミスタープロレスの名に相応しいレスラーになったのだと思う。

この記事を書いたライター: ジャスト日本

コメント

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  • 僕は沖縄県浦添市港川緑ヶ丘に住んでいる金城と言う者です。

    天龍さんと湘南爆走族というマンガに出てくるサーフショップの元さんという人は同一人物なのでしょうか? 

    投稿者:みーつ(ID:9439614) [通報]
    (2018/12/23 17:29)
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