2016/3/16 15:56
謎多きアメリカン戦士、矢郷良明 無我所属になる【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
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さる2月11日、プロレスラー・矢郷良明選手が無我所属となることがさらっと発表されておりました。KAIENTAI-DOJOにおいて金色の百式コスチュームで現れ、DDTにおいては所属するユニットが次々壊滅。ユニットクラッシャーの名をほしいままにし、両国国技館ではロッカーに入っていた、あの矢郷さんです。
わたくしVKFプロレス総帥・矢郷良明は、西村修選手の団体、”無我”がシアタープロレス花鳥風月さんとの協力で新生・無我として再興される『花鳥風月・無我伝承』で”無我”の所属となることになりました。無我で矢郷さん。違和感ありありの組み合わせ。当日もあの矢郷スタイルそのままで突き進んでいましたが、なんだかんだで自分の色を強烈な出しつつも、無我の色に溶け込んでおりました。以下、矢郷さんのブログより。
矢郷良明はVKF総帥のまま、2団体の所属となります。
西村修選手と新たな”無我”創ろうと思っております。
(February 11, 2016/★矢郷良明 LIFE Philosophy★)
今年最初のプロレスは花鳥風月 無我伝承でした!「無我」の世界観を地球の地域で表せと言われたら、それはプロレス発祥の地とされる“ヨーロピアンなプロレス”(とくにイギリスの古典プロレス)となるのだろうけれど、アメリカに渡った非常にわかりやすい俗にいう“アメリカンプロレス”も、根源をさかのぼれば、ヨーロッパ。
無我に所属になりましたが、最前列の美人のお客さん方々にせんべいとお水いただきながらの(笑)相変わらずなアメリカンプロレスをしておりました。
会場も大変盛り上がって、私も楽しかったです!
(March 14, 2016/★矢郷良明 LIFE Philosophy★)
ロック音楽の根底にブルースの響きがあるように、ジャンルに明確な境目があるわけではないので、矢郷選手の「オーバーなアクションの多い古典的アメリカンプロレス」も、無我の世界。そもそも2016年の世の中からすれば、矢郷選手の好きであろうNWA全盛の1970~80年代アメリカンプロレスも極めて古典なのですよね。ヒールという概念の薄い無我世界では、矢郷さんの濃い目のバタくささはまたこれ引き立つ。振り返ればWNC時代から組んでいるジョシュ・オブライエン選手も、久々のヒールポジションでいい味になっておりました。
とはいえ、西村修選手の追い求めるトラディショナルな無我世界とは、おそらく概念が違うであろう、矢郷無我。西村選手と二人三脚で、と言いつつ、無我での勝村周一朗&佐々木貴戦でもシェイクハンドを求めて先制攻撃という奇襲に討って出ましたし、果たしてその行く先は……。
興味津々、奇々怪々。次回の無我は4月17日、「無我伝承2」東京タワースタジオ大会。前日16日にはシアタープロレス花鳥風月ナンバリング大会開催となっております。
この記事を書いたライター: 漁師JJ
コメント
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無我の定義ってストロングスタイルのそれより難しいですね。基本はゴッチ仕込みのキャッチなんでしょうけど、西村はドリーとヒロ・マツダにプロレスを教わっているから古典アメプロとも言えますし。ドラゴン殺法が無我と呼ばれることもあるし。
矢郷さんも基本は古典アメプロですが、そもそも師匠とデビュー時期が不明。たまに見せる鋭い空手が相まって、存在自体が古典アメプロ的怪しさがありますね。
この二人が合体して何が生まれるのか。花鳥風月が(良い意味で)どんどんカオスになっていく。。。
(2016/3/17 0:14)
無我で飯食えるのかな?
(2016/3/19 1:09)