2016/2/23 15:07

「もえるプロフェッショナル シンニチ!展」に行ってみた

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「もえるプロフェッショナル シンニチ!展」に行ってみた
3.0

2月18日(木)から3月6日(日)まで、渋谷PARCOのB1にあるギャラリーXで行われているシンニチ!展に行ってきました。

ポスターの中心に棚橋選手がいることからうかがえるように、今回は棚橋選手中心の展示になっています。

会場はわりとこぢんまりとしていて、所狭しと、選手の等身大パネル、トロフィー、旧ベルト、旧コスチュームなどがたくさん展示されています。
G1にもあったプリクラ機もあり、お気に入りの選手とのプリクラを撮ることができます。
(今回の展示に合わせ、棚橋選手のフレームが多めになっているようです)

手で触れることはできませんが、間近でオカダ選手や棚橋選手の旧コスチュームを見ることができます。
これが選手の身体を包んでいたのだと思うと感慨深いものがありますよ。
オカダ選手の首からジャラジャラとかけられていたものであるとか、棚橋選手のコスチュームのスパンコールが飛んでしまっているところなどもよく見えました。

筆者が個人的に嬉しかったのは、U-30のベルトを見られたことでした。
実はU-30のベルトを生で見たのは初めてです。

U-30のベルト、最近ファンになられた方はご存知ないかもしれません。
実際、会場にいたカップルが「U-30なんてベルト、あったんだねー」と話しているのが耳に入りましたから。
U-30とは、かつて棚橋選手が提唱した、年齢制限のある珍しいベルトです。
当時の新日本プロレスは選手が大量離脱する前で、たくさんの選手がいました。
30代以上の選手が多く、20代の棚橋選手たちが厚い選手層を破るのはなかなか難しい状況にありました。
そんな状況を打破するため、若手の活性化を図る目的で、棚橋選手がこのベルトを提唱したわけです。
棚橋選手はチャンピオンになって防衛も重ねましたが、中邑選手との闘いに負けてベルトは中邑選手のもとに渡り、そのまま封印されてしまった幻のベルトです。
棚橋選手が確かドラノーで「倉庫にありましたよ」などとおっしゃっていたので、処分されてはいないとはわかっていましたが、ちゃんと見ることができるとは。

続いて、今回の「シンニチ!展」で特筆すべきなのは、オカダ選手、中邑選手に続き、『もえプロスペシャル』の第3弾に、満を持して棚橋選手が登場したのに合わせ、棚橋選手の企画が3つあるということです。
「もえるプロフェッショナル」というタイトルは「萌える」と「燃える」のいわば掛詞。
「萌える」と「燃える」の二つのアプローチからの展示がありました。

「萌える」の方は、『もえプロスペシャル棚橋弘至』と連動し、熱海熱海で行われた撮影のメイキングムービーと、棚橋選手と相部屋になってしまった(!)女性目線で描かれたオリジナルストーリー(要するに「夢小説」)が展示されています。
メイキングムービーは棚橋選手の温泉入浴シーン、海岸で砂に絵を描いている場面や、ウンタカダンスを踊ってみせる場面など、笑顔満載で、見ているこちらがニヤニヤしてしまいます。
また、夢小説には、さすがに度肝を抜かれました。
まさか公式が夢小説を展示するとは思いませんでしたので。
大雪で足止めをくらい、はては男性と相部屋になってしまうという最悪の状況に、最初は「何なのこの男」という感じで接していた主人公の女性が、棚橋選手の優しさによって、かじかんだ心をとかしていく……という感じのストーリーです。
少女マンガかと見まがうばかりの展開に、ニヤニヤが止まりません。

「燃える」の方は、試合に挑む棚橋選手を準備の様子を写した写真パネルです。
テーピングからコスチュームを着て、髪を整え「逸材」になる姿を追っています。
髪の毛をドライヤーで整えている棚橋選手の姿は貴重です。
というか、女子力の高さにうならされますよ。丁寧に髪を伸ばして、巻いて、という手際に感心。
そういえば昔、タイガーマスク選手が、「控え室はライガーさんがうるさいですよ。あと、棚橋くんがドライヤーをガーガー使ってるし」と話しているのを思い出しました。
ファンが入ることの出来ない控え室での選手の様子を知ることができる、こういう企画はありがたいですね。

いずれも、棚橋選手ファンにはほんとたまらない企画、その場に行かなければ見られない&読めないものですので、ぜひみなさん行って、萌え転がっていただきたいと思います。
渋谷になんて行けないよ!という全国津々浦々にお住まいの棚橋選手ファンのみなさんは、「うちのパルコに来て!」とツイッターやブログで叫ぶといいと思います。
棚橋選手も、ブログで「盛況に終わったら全国のパルコさんで開催される可能性が…ファァァー♪」っておっしゃっていますのでね。
あるいは、「内藤選手のもえるプロフェッショナルを!」「柴田選手が見たい!」などという声もどんどんファンが発信することで、企画が検討される可能性もあります。

今回のような「萌える」展示には賛否両論あるでしょう。
しかし、棚橋選手が「シンニチ!展」のインタビューで話していたように、プロレスにはたくさんの切り口があります。
「萌え」もまた一つの切り口。
もちろん「萌え」とは真逆の、たとえば無骨さを味わうのも一つの切り口。
価値観が多様化する時代にプロレスが生き残り、カルチャーとして定着するには、リングの上の充実は絶対条件でありますが、それだけでは足りません。
外部への効果的な発信、あるいはプロレスの多面性を広くアピールすることで、注目を集め、多くのファンを獲得することが求められるでしょう。
かつてのプロレス黄金期に比べ、現在の日本の景気は決してよくありませんが、一方で仕事を持つ女性が増えていることもあり、女性ファンの獲得は大きな経済効果をもたらすはずです。
それがプロレス界全体の地盤沈下を防ぐことにつながるのではないでしょうか。

今回の「シンニチ!展」は、「萌える」という切り口でのプロレスを提示したという点で、大きな意義があるといえるでしょうし、ぜひこういった切り口での企画、続けていってもらいたいと思います。

この記事を書いたライター: morohi

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