2016/2/15 10:04

"1987年全日本同期入門コンビ"小橋健太&菊地毅の入場テーマ曲が紡いだ歴史【ぼくらのプロレス物語】

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"1987年全日本同期入門コンビ"小橋健太&菊地毅の入場テーマ曲が紡いだ歴史【ぼくらのプロレス物語】
4.3

1990年代の全日本プロレス。

大量離脱に揺れた全日本の主軸はエースジャンボ鶴田と若きエース三沢光晴の世代抗争だった。
鶴田は田上明、渕正信、小川良成とともに鶴田軍を結成し、三沢は川田利明、小橋健太、菊地毅と超世代軍を結成した。

超世代軍VS鶴田軍は全日本を黄金時代に導いた原動力となった。
そんな状況下で、キャリア5年にも満たない若手二人が抗争のど真ん中にいた。

小橋健太と菊地毅。
1987年全日本プロレス同期入門コンビである。
(ちなみに田上明も1987年に全日本に入門しているが、彼は元大相撲十両という鳴り物入りでのプロレス入りだった)

小橋健太&菊地毅は和製ブリティッシュ・ブルドッグスと形容すべきパワー&スピードで、アジアタッグ戦線で活躍した。

二人には数々の合体技があった。
小橋が菊地をバックドロップの要領で抱えて、相手に反転させて叩きつける合体ボディプレス。
トップロープに登った菊地を小橋が菊地の両手を掴んで旋回させて相手にぶつける旋回式ボディプレス。
小橋が相手を肩車して、菊地がトップロープからミサイルキックを放つスカイハイ・ミサイルキック。

どれもが二人が鍛錬して、修練を重ねて作りだしたコンビネーションだということは目に見えてわかった。

小橋はキャリア5年にも満たない段階で、将来の全日本を背負って立つレスラーとして期待されていた。一方の菊池は和製ダイナマイト・キッドと呼ばれ、ジュニア戦線での活躍が期待されていた。

だが、二人のキャリアを重ねれば重ねるほど二人のレスラーとしての格は広がっていった。

そんな二人はコンビを結成すると、互いのテーマ曲を使用するのではなく、コンビのオリジナルテーマ曲「CRYING IN THE BLAZE」で入場してくるのが定番だった。
このテーマ曲はなんともセンチメンタルでほろ苦い青春を象徴するような旋律だった。

1993年、超世代軍の副将・川田が離脱し、小橋が副将をなったことで、このコンビは自然解消していった。

そんな小橋&菊地のテーマ曲を継承した男がいた。
二人の後輩で、超世代軍のメンバーだった浅子覚である。

浅子は菊地よりも小柄な体格ながら川田や田上と気迫でやりあった斬りこみ隊長。
だが、浅子は一度もタイトルを獲得することなく首の負傷により、2002年に引退した。

2002年7月26日に行われた浅子の引退試合には、自らのテーマ曲でもあり、小橋&菊地のテーマ曲だった「CRYING IN THE BLAZE」が鳴り響いていた…。

「CRYING IN THE BLAZE」を浅子が使用し続けることで、超世代軍の歴史を紡いできたのかもしれない。

この記事を書いたライター: ジャスト日本

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