2016/1/13 17:47

市川紗椰、ハンセンも食いついた「俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。」に食いつこう【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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市川紗椰、ハンセンも食いついた「俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。」に食いつこう【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
5.0

1月9日、くらげバンチで連載されていた漫画「俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。」(新潮社、さかなこうじ著)が発売になりました。

2015年末に発売された「FLASHスペシャルグラビアBEST 2016 新春号」(光文社)にてモデル・市川紗椰さんが2016年ブレイクする漫画に挙げていたものの、残念ながら年内完結。2巻が最終巻となってしまいました。しかしプロレスファンが主人公。そしてプロレスとはなんなのか、プロレスファンとはなんなのかをギャグを交え伝える傑作なので、改めて紹介しますよ。

■最終巻だけれど、2巻から読んでも安心

熱烈プロレス好き中学生・虎山仁(とらやま・じん)を主人公とした本作。1巻はヒロイン・東雲たま子(しののめ・たまこ)との出会いを描き、それ以外の登場人物は2巻で初登場といって過言ではありません。2巻で描かれるのは、プロレスファンとしてのイデオロギー。例えば野球ファンはジャイアンツファンでもライオンズファンでも同じプロ野球のルール内で戦い、(リーグ間で交流戦のある現在は特に)対戦の可能性も多々ありますが、プロレスの場合応援する団体が違えば“プロレスのルール”の認識がそもそも違ったりすることが当たり前。対戦機会も夢状態で知識、思想に大きく隔たりがあったりする。つまるところプロレスファンとはひとくくりにするのが簡単なようで難しいカテゴライズなのであります。だからこそ、交差させると面白い。

本作に登場するプロレスファンは以下の通り。

虎山仁(新日本およびWAR・天龍源一郎ファン)
東雲たま子(全日本およびハンセンファン)
恵比寿丸操(女子プロレスファン)
犬童國影(FMW信者)
鳥影ねね(リングスファン)

こんだけ集まれば、ひとネタ振っただけで面白いこと間違いなしってことですよ。舞台となる1993年はインディーが現れ始め、UWF系団体が分裂とプロレス細分化が始まった時代。女子は女子で一大文化を築きはじめと、2016年に勝るとも劣らないワンダーランドでありました。涙のカリスマと格闘王、有刺鉄線電流爆破マッチで戦ったらどっちが強いんじゃ~~! とか夜な夜な妄想したらもう寝られない。

プロレスという色眼鏡をはずいてみれば、「プロレス部」というパーティーを作るための一筋縄ではいかない王道の群集劇。終盤では「マニアとにわか」、とある経緯でプロレスを離れる興味を失う「プロレスロス」という現在につながるテーマもカラッと描かれます。市川紗椰さんだけでなく、浮沈艦・スタン・ハンセン氏もおすすめする「俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。」。1巻同様のカバー裏4コマなど、単行本のための描き下ろしも豊富なので、これはもう読むっきゃない!

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この記事を書いたライター: 漁師JJ

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