2015/9/5 19:11

BULLET CLUBのあたたかみ - アラサーからのプロレス再入門(7)

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BULLET CLUBのあたたかみ - アラサーからのプロレス再入門(7)
4.5

 前回おもいっきり締めるような文章を書いてしまったが、まだもうちょっとだけ続けたい。外国人の試合といえばバッドラック・ファレとAJスタイルズの対決も記憶に残る試合であった。 BULLET CLUBの仲間同士がともに5勝2敗で迎えた第8回戦、勝たねば決勝戦への道が絶たれてしまうという大事な一戦である。

 試合開始直後にファレは自ら大の字に寝そべり、AJを決勝に進めるための捨て石になるかと見えた。にこやかにそれを受け入れ、フォールに入るAJ。しかしプロレスラーとしての矜持か、ファレがカウント2で返したことで様相が一変するのである。激怒したAJがウルフパックサインでファレを攻撃、ファレもそれに応戦し……という流れ。

 この試合、やハデな場外乱闘やひな壇席からのフライングエルボー、ファレのスタイルズクラッシュ(不発)など見どころも多いのだが、いざ観てみるとどうしても試合そのものより目がいってしまう部分がある。それはセコンドにつくBULLET CLUBの面々だ。

 彼らは急な展開に便乗して暴れるわけでもなく、ただ諍いを止めようとする。AJが飛ぼうとすればエプロンに立って制するし、椅子で殴ろうとすれば慌てて取り上げる。時には間に割って入りもする。AJとファレの仲間割れを止めようとあたふたするその様は、とてもヒールユニットとは思えない優しさと微笑ましさを感じてしまうのだった。

 最後は無事に関係を修復して終わっているため、この件が後々の展開に絡むことはないのかもしれない。だがこのようなたった一度の試合でも、そこまでの流れを汲んだ単発のドラマが繰り広げられるのだ。これもまた、プロレスの魅力の一つなのかもしれない。

この記事を書いたライター: アサ薫

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