2015/9/2 14:07

「プロレス女子」を飛び越え「プロレスラー」を目指すことを決めた少女・岩田美香 ~その3~ 【まぁ一服!@ぼくプロ】

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「プロレス女子」を飛び越え「プロレスラー」を目指すことを決めた少女・岩田美香 ~その3~ 【まぁ一服!@ぼくプロ】
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他に気になる出来事や考えることがあり、こちらのコラムの続きが先延ばしになってしまいました。その2では、里村が岩田母娘にかけた言葉というところまでお話したかと思います。

■プロレスラーとしてだけでなく人として

里村明衣子が岩田母娘にかけた言葉。普通に考えれば「娘さんをレスラーとして育てるためにお預かりします」というのが自然な言葉だと思います。しかし、里村は違っていました。
「娘さんの人生も含めてすべてお預かりします」
といったような言葉をかけたのです。

単に岩田美香への期待感ということだけではなく、数多くの人生の選択肢があるなかで、女子プロレスというものを選んでくれたこと。この事は里村にとって本当に嬉しい事もあり、同時にとても重い責任を感じる出来事だったのではないかと想像します。

だからこそ「人生を預かる」という言葉が自然と出たのではないでしょうか。以前ブログで里村はこんなことを語っています。世Ⅳ虎と安川のあの試合があった時です。

闘いの中で、潰し合い、憎しみなどの感情が産まれる事はあります。しかし、「プロ」の「レスラー」である以上その感情を「最高のエンターテイメント」としてお客様と共有しなければいけない、お客様を闘いの場に引き込み共に闘う力とする責任があるのです。それが「プロ」の「レスラー」の私達の役目だと思います。

レスラー志望の選手は最初から野望高く、血の気が多い子が10代で入ってくる。時に感情をコントロール出来ない【やんちゃ】な子がほとんどです。それを毎日毎日人間関係や礼儀、練習を徹底管理する事は本当に大変な事です。

うちも練習中のスパーリングでも、感情的になりケンカに発展する事は良くあります。そうなった瞬間、髪の毛ひきずってでもリングから下ろすのが上の役目。お前はプロじゃないと教える。一線を超えたらプロレスで無くなるのです。理性を抑える事を覚えさせる。


プロレスラーがプロレスラーとしてリングに上る時に大事なことの一つとして考えられるのは、感情と理性のコントロール。そのためにはプロレスラーである前に、人としてこの能力を心身に刻んでおかなければいけないわけです。

長州vs橋本の凄惨な試合を止めた時に、藤波辰爾が叫んだ「我々は殺し合いをしてるんじゃないんだ。わかってください」という流れになってはいけないのです。もちろんそれがプロレスの醍醐味だという考え方もあるでしょうし、否定はできません。いかにもプロレスらしい「歴史の1ページ」として語り継がれていくわけですから。

ただ、今後においてプロレスが万人に受け入れられるものになることを本当に目指すのであれば、一過性の突き抜けた事件よりも、範疇の限界まで駆使しながらも決してブレないことが大事になってくるでしょう。

と、本題からかなり話がそれてしまいましたが、「人生を預かる」という言葉。岩田美香入団に対する里村明衣子の気持ちが本当によく表れているなと感じた次第です

(その1)
(その2)
(その4)
(その5)

この記事を書いたライター: らいなぁ

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