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スワンダイブ+ジャーマン=? - アラサーからのプロレス再入門(4)

スワンダイブ+ジャーマン=? - アラサーからのプロレス再入門(4)

掲載日:2015/08/05 20:03 閲覧数:2356

4.8

 プロレス再入門を始めてしばらく経つ。曙が三冠とってたり飯塚さんがなんかはっちゃけてたりと、様々な変化に驚される毎日だが、中でも特に驚いたのが技の多様性だ。
 新しいレスラーが出てくれば、その分また新たな技が出てくる。知らないレスラーがいればその分知らない技も増えてゆく。
 こけしぐらいならすぐに覚えられる。でも後藤洋央紀の技なんて初見では動きもわからないし名前もよくわからない。牛殺しはわかるがフィニッシュ技じゃないことがわからない。

 そもそも元となる昔の僕の知識からしてあっているのかよくわからない。トペの呼び分けとかかなり怪しい。

 そんな感じで技の暗記に苦労する僕を一番悩ませた技、それがスワンダイブ式ジャーマンだ。

 僕はこの技を実際に見る前に、ネット上でちらりと文字だけ見たのだ。読んだ瞬間困惑した。スワンダイブ式はわかる。ジャーマンスープレックスも知っている。しかしその組合せはわからない。というか想像もつかない。いちご大福のほうがまだ想像つく。

 そんなわけでヒントを求めて友人に話したところ、ある試合を薦められた。今年の1.4、IWGPインターコンチネンタル選手権試合。中邑真輔VS飯伏幸太の一戦だ。

 ものは試しと、とりあえず観てみることにした。こんなときに過去の試合も見放題なのはつくづくありがたい。

 いざ始まるとこれがすごかった。プロレスファンの皆様には今更説明不要かもしれないが、この二人の間に広がる空間は不可侵の雰囲気を持っている。互いの個性がぶつかり合って生じた熱気が会場全体を飲み込んでゆく様は圧巻で、モニタの前の僕も完全に引き込まれていた。

 なんだか知らない名前のベルトが増えてるだとか、かつての期待の新人がなんかやたらクネクネしてるだとか、そういった雑念はあっという間に吹き飛んでしまっていた。

 そして完全に当初の目的を忘れていたころ、ついにその時が訪れた。エプロンサイドの中邑に対して組み付く飯伏。そのままセカンドロープの反動を使ってぶっこ抜く。弧を描いてリングに放り込まれる中邑。疑うことなくスワンダイブ式でジャーマンだ。狂気と身体能力を併せ持つ飯伏幸太ならではの技である。

 最終的には返されて中邑の勝利に終わったが、僕は凄いものを見た感動で震えていた。再入門の立場からだと、この10数年に作られた技は一様に新しいものとして映る。だがその中には、派手さと説得力とオリジナリティを持たせるためのアラというか、試行錯誤のあとが見える技も色々ある。新しいものをつくろうとしているんだからそれは当然ではあると思う。
 しかし飯伏は派手なものを2つくっつけるという至極わかりやすい方法で新しい技を生み出していた。シンプルな発想で生み出された魅力的な技だ。この身体能力だからこそできるオリジナル技も今後また出てくるのだろう。まだ見ぬ新しい技との出会いが楽しみだ。

 数日後、G1 CLIMAXの棚橋戦で初めて槍投げを見てやっぱり頭のネジ外れてるだけなんじゃないかと思った。

この記事を書いたライター: アサ薫

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